休暇シーズンの高速道路では、しばしば「挙動のおかしな車」に出くわすことがある。 後ろの車列に構わず追い越し車線をのんびり塞ぎつづける車、やたらとブレーキランプを光らせる車、ジグザグ車線変更を繰り返す車……後続車のブレーキを誘発するこれらの動きは、「渋滞の原因」と指摘されることも多い。 実際のところ、個人の運転はどれほど渋滞に影響しているのだろうか。「渋滞の原因になる運転」について、道路交通関連の資料をもとに考えてみたい。 ◆◆◆ 渋滞の4割以上は「上り坂での速度低下」から生じる 「高速道路の渋滞の原因」としてまず思い浮かぶのは、事故や故障車、インターチェンジ付近の混雑かもしれない。しかし意外なことに、渋滞の原因としてもっとも多いのは「上り坂での速度低下」である。 NEXCO東日本の発表によれば、2023年中に同社管内で発生した渋滞のうち、事故や工事などに起因しない「自然渋滞(交通集中)」は
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