「ゆ っ く り し て い っ て ね ! ! !」 ニコニコ動画などで10年超にわたって使われているフレーズですから、ご存じの方は“脳内再生余裕でした”という感じでしょう。ゲーム実況などの分野では「ゆっくりボイス」と呼ばれる合成音声を使う手法が定着しており、耳にしただけで、丸っこくデフォルメされた東方Projectのキャラクターが頭に浮かぶ人もいるのではないでしょうか。 筆者は「魔理沙だぜ」の方が脳内再生しやすいです(AsciiArt*AsciiArtより) しかし、意外と知られていないのは、この合成音声の“正体”です。 使用されているエンジン「AquesTalk」は本来、動画制作ではなく、組み込み用途向けに開発されたもの。また、有名声優などの声をベースにしているわけでもなく、エンジニアが自分の耳を頼りにチューニングし、手作業で作り上げたといいます。 今や「日本におけるインターネット文
![「ゆっくりしていってね!!!」の声はどうやって生まれたのか 開発者が語る“起業エンジニアの生存戦略”](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/73189dbee32edb2174d7b12f3be0f3bed7c66385/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnl%2Farticles%2F1901%2F22%2Fcover_news098.jpg)