カタラン・ボールトとは ・アントニオ・ガウディとカタラン・ボールト カタランボールトとは、スペインのカタルーニャ地方における伝統的なレンガ積み工法の一つです。 この地方の独特な薄焼きレンガの特徴を生かし、構造と施工の面において合理性を兼ねそろえたこの工法は、意匠としても大変美しく、19世紀末から20世紀初頭にかけてのモデルニズムの時代において、アントニオ・ガウディをはじめとする多くの建築家たちにも取り入れられてきました。(写真1、2) 写真1)モデルニスモ建築 アントニオ・ガウディ作 サグラダ・ファミリア / Foto1) Sgrada Familia de Antoni Gaudi ・カタランボールトの基本 カタランボールトはスペイン語でボベダ・カタラナ(Bóveda Catalana)もしくはボベダ・タビカーダ(Bóveda tabicada)と言います。 規模にもよりますが、基本的に
巡回展「Hello, Robot」のゲヴェルベ美術館(Gewebemuseum)での開催に合わせて建設された仮設のパビリオンです. 骨材とより糸から構成され,ロボットを使って建設されています.設計はETH ZurichのGramazio Kohler Researchのチーム. 公開されている動画(下記)を見ると,より糸を水平に移動させながら円を描くように垂らして置く,そしてその円の上に骨材を敷き詰めて軽く叩いて締める,その上にまたより糸を垂らして…というのを繰り返して層を重ねていったようです.
『建築雑誌』2004年10月号特集「デザインとエンジニアリングの融合」 「技師の美学」と「建築家の美学」 デザインとエンジニアリングの関係について考えるとき、いつも思い出すエピソードがある。1989年の講演会で聞いた、今は亡きピーター・ライスの話である。ある高名な建築家が、レンゾ・ピアノとの共作であるメニル・コレクション美術館(1986 図1)について、次のような質問を投げかけた。 「この建築のデザインを特徴づけているのは、ダクタイル・アイアン(鋳鋼)のトラスとフェロセメントのリーフ(反射板)です。どちらも現代ではほとんど使われない特殊な技術ですが、どのようなデザイン・プロセスを経て、これらの技術を選定するに至ったのでしょうか。」 この質問に対し、ピーター・ライスは怪訝な顔をしながら、次のように答えた。 「ご質問の趣旨がよくわかりません。レンゾと私はダクタイル・アイアンとフェロセメントが好
セルシー今・昔 当時の都市生活、人々の価値観や要求の変化、千里ニュータウンという街のあり方など、あらゆる条件を総合的に検討した時に必然的に生まれたのがこの千里セルシーです。 ここでは、ひとつのきらめくビジョンであったセルシーのオープン当時にタイムスリップしてみましょう。 オープン当時のセルシー 世界的に注目される千里ニュータウンの中核アミューズメント施設として、当時の時代の先端を行く、最先端の様々な要素が詰まった、人々の話題の中心、それがセルシー。
2024年 【参加者募集中!】2024年はティンバライズのメンバーがフル参戦!!原点に立ち返り、ティンバライズが今まで培ってきた都市木造の極意を伝授します!第2回以降からの途中参加もOKです! >> 詳しくはこちら
年度 2008年度 開催日 2009年4月25日 開講部局名 工学研究科 使用言語 日本語 教員/講師名 井上 一朗(工学研究科 教授) 開催場所 桂キャンパス 桂ホール
破壊状況 下の写真は、あるRC梁の加力実験の様子である。変形を大きくしていくと、 コンクリートのひび割れが多数入り、最後には端部のコンクリートがつぶれてしまう。 破壊モード RCの破壊モードは、大きく分けて3つに分類される。 A.曲げ系の破壊モード 曲げ破壊:引張主筋の降伏により曲げ降伏し、コンクリートの圧壊が進むにつれて耐力は徐々に低下するが、繰返し荷重による耐力低下は非常に小さく、履歴特性は紡錘形に近い安定したループを描く。変形能力は一般に極めて優れたものが多い。この破壊モードとなるには、最大耐力時のせん断応力度が過度に大きくなくかつ適度なせん断補強筋が施されている必要がある。 曲げ圧縮破壊:部材の耐力は圧縮縁コンクリートの圧壊か圧縮主筋の降伏によって支配され、軸力が特に大きい場合には、大変形に達しても引張主筋が降伏しないことが多く、コンクリートの圧壊や割裂および圧縮主筋の座屈による耐
ここまで述べてきた変位法は、骨組を構成する部材をすべて「線」として扱ったものです。もちろん、建物を構成する柱や梁は実際にはなんらかの体積をもち、かつ必ずしも均質であるとはいえませんから、これを無理やり「線とみなす」のは、「工学的判断にもとづく理想化」というものです。 しかし、建物を構成する構造材の中にはどうしても「線」とはみなしがたいものもあって、その代表的なものが「柱や梁と一体になっているコンクリート壁」です。もちろん、「柱や梁は線とみなし、壁は面とみなす」あるいは「柱も梁も壁も面とみなす」という立場だってないわけではありませんが、一般には多大の労力を要し、かつ結果の評価が難しいので、たいていは「柱も梁も壁も線とみなす」という立場がとられます。 現在もっとも多く使われるのは、「開口の大きな壁は柱や梁の剛域とみなし 注)、開口が小さな(あるいは開口のない)壁は何らかの方法で別途モデル化する
ここでは、構造設計とは、どのような仕事か、どのように行うのか、構造設計の流れについて、構造計算、構造図作成、確認申請までの業務を説明します。 構造計画を行う。 設計荷重を算定する。 二次部材の設計を行う。 柱、大梁、耐震壁(ブレース)の設計を行う。 基礎の設計を行う。 保有水平耐力の検討を行う。 構造図を作成する。 建築確認申請を行う。 工事監理を行う。 1.構造計画を行う。 まずは、構造計画を行います。構造計画とは、構造種別(RC造、鉄骨造、・・・)、架構形式(ラーメン構造、ブレース構造・・・)をどうするか、柱をどこに建てるか、 梁や耐力壁をどこに設けるか、基礎形式(直接基礎、杭基礎)を何にするか、設計クライテリア(耐震等級など)をどうするか、と言うような事であり、構造設計の中で最も重要な部分になります。 この構造計画の中で構造種別の選定や柱位置のなどの初期検討は、意匠設計者により行われ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く