私たちは便利な時代を生きています。あなたがSpotifyを開けば、そこには世界中の多種多様な音楽が溢れています。 ところが、そのほとんどがなぜか四拍子の楽曲ばかり。どの音楽もまるで四拍子というウイルスに感染したかのごとく、みな代わり映えしないリズムを刻んでいるではありませんか。 かつては美しき三拍子や五拍子の楽曲がたくさんありました。その音はまるで絵画のように色彩に富み、人々の心情や季節の移り変わりなどを表現していたものです。 ところが、20世紀後半に現れたDJという新人類が「三拍子なんてDJで使えるか」と四拍子以外を蔑ろにした結果、人々の周りには似たような音楽ばかりになってしまいました(うそです)。 そんな悲しき現代の音楽シーンとは裏腹に、アニメソングには三拍子楽曲や変拍子楽曲が数多く存在します。 そもそもアニメソングはDJに使ってもらうことなど1mmも想定していない音楽なので、三拍子が