河口にのびる波止のパターン まずは①の河口の延長線上にのびる波止での釣りをシュミレーションしてみましょう。 河口とはいっても波止の回りは水深があります。また、汽水のイメージがありますが、ほぼ海水です。海水は川のかなり上流まで満ち込み、下げ潮とともに海へ戻るような動きをするため、考え方は海で竿を出すときとほとんどかわりません。 ただし、川の流れが加味されるという点では海とは事情が異なります。一般的に、潮が陸地から沖へと流れる状況では、アジやイワシといった小型の回遊魚は流れに乗って沖へ出ることが多いです。その傾向は、川の流れを導流する役割を持つ河口の波止では、下げ潮に川の流れが加わることで流速が速まるためより顕著になります。 一方、上げ潮時はアジやイワシなどが接岸しやすく、波止からでもアプローチしやすくなります。また、それらを捕食しようとハマチなどフィッシュイーターの接岸も期待できます。 上げ