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ブックマーク / business.nikkei.com (24)

  • スタートアップで横行するセクハラ 「無法地帯」で潰える若者の夢

    先週は対談や取材などが偶然にも重なり、毎日、多種多様な年齢やお仕事の人とお話をさせていただいた。その中の1人が、某県立高校新聞部の女子高校生。「ストレス社会」について特集を組む予定なので、ストレスについて私に取材をしたいと依頼があった。 これまでも子供記者の取材を受けたり、高校の特別授業や講演会に呼んでいただいたりしたことはあったが、保護者や教員のアテンドもサポートもなく、自分の頭で考え、自分たちでリサーチし、「この人に聞いてみよう!」と自分たちで連絡先を調べ、私を探し当ててくれたのが、素直にうれしかった。 しかも、“高校生ジャーナリスト”の聡明(そうめい)さは私の想像をはるかに超え、学ばせてもらうことしきりだった。いろいろと考えさせられました。はい。とても。 その中の一つが、大人が若者に加えたある種の「圧」だった。それは今を生きる若者の“痛み”であり、1人の大人としてとてつもなく申し訳な

    スタートアップで横行するセクハラ 「無法地帯」で潰える若者の夢
  • 相模屋に数値目標がないのは「ないほうが売れるから」です

    「数値目標を出して、それを達成するのが社員の仕事だ、と投げっぱなしでいいなら、経営者は何をするんですか、という話ですよね。読んでくださった方のコメントにもありましたけど、その場合、優秀なのは現場であって経営者じゃない。じゃあ、経営側が社員全員の納得を得るまでその数値目標の背景について説明し尽くすことができるか、といったら、規模にもよりますが、なかなか難しいだろうなと思います」 相模屋料(以下相模屋)の鳥越淳司社長は、「自分が雪印乳業の社員として働いていたときの気持ちから考えれば、ですが」、と断りながら言う。 数字は、打った手の効果を確認し、次の手を考える極めて有効なツールだ。目標として設定すれば、目にハッキリ見える形でゴールを共有できるという強い効果もある。 だが、数字を目標に設定すると、反作用として「その数字をこういうふうに達成したい」「達成することによって、こういう効果を期待したい」

    相模屋に数値目標がないのは「ないほうが売れるから」です
  • フードサイコパス稲田俊輔が語る「低評価レビュー」の原因

    稲田俊輔さんは、南インド料理専門店「エリックサウス」の総料理長にしてナチュラルボーンいしん坊。鹿児島県生まれで京都大学に進学し、在学中は1Kのコンロ1つの下宿を「ベッド付きキッチン」に改装してテーブルにカセットコンロを増設、招いた友人にフレンチのフルコースを振る舞っていた、とのこと。 卒業後に酒類メーカーを経て友人に誘われ飲店の経営に携わり、そこで手がけた南インド料理の店がヒット。現在のブームの火付け役となりました。エッセー、レシピから小説、そしてSNSまで旺盛に執筆・発信をされており、近著に『いしん坊のお悩み相談』(リトル・モア)、『ミニマル料理 最小限の材料で最大のおいしさを手に入れる現代のレシピ85』(柴田書店)などがあります。今回は最新刊となる『お客さん物語 飲店の舞台裏と料理人の音』(新潮新書)のお話を中心に伺ってきました。 初めまして。稲田さんのTwitter、今はX

    フードサイコパス稲田俊輔が語る「低評価レビュー」の原因
  • 生保販売員を退散させる「たった1つ」の質問

    新型コロナウイルス禍の影響が続く中、生命保険の保険料負担に悩む人たちがいる。なぜ、年間数十万円にも達する契約を結んでしまうのか? 保険コンサルタントの後田亨氏は「実は、ほとんど常識で解決できる」と言う。 今回は、顧客に与える影響が大きい販売員との関係について。後田氏の著書『生命保険は「入るほど損」?!<新版>』で紹介された、簡単で強力な「販売員を遠ざける方法」をご紹介する。 「利益相反」する生保販売員と顧客の関係 「ほとんど『人災』と呼んでいいのではないか」――十数年間、一般の方の生命保険に関する相談に対応しながら、私が実感していることです。 「月々の保険料負担が重い」「勤務先の保障制度を無視して、高額な保障を勧められた」「『預金より有利』と言われたが、解約すると大きな損が出る」といった問題は、保険会社の営業担当者や銀行窓口なども含む代理店(以下、販売員と総称)との接点がなければ、発生しな

    生保販売員を退散させる「たった1つ」の質問
  • なんちゃってアジャイル開発やアカン・ローコード開発のまん延、怖くて震えるぞ

    なんちゃってアジャイル開発やアカン・ローコード開発のまん延、怖くて震えるぞ
  • 従業員のやる気を引き出す10のポイント 口コミ分析で明らかに

    転職しようかな」。従業員がこう思うとき、その人の頭にあるのは実は企業文化に関する不満であることが多い。企業文化と一口に言っても、その内容はリーダーの振る舞いから福利厚生まで幅広い。従業員にとってどのような企業文化の要素がより重要なのかを知ることは、リモートワークやハイブリッドワークを含む新しい働き方に移行する今こそ、従業員が会社に貢献したいと思う意志(エンゲージメント)を引き出すのに役立つだろう。

    従業員のやる気を引き出す10のポイント 口コミ分析で明らかに
    green_chili
    green_chili 2022/01/20
    「従業員への敬意」が従業員の企業文化への評価で重要。他より18倍の影響力
  • オミクロン型で右往左往するな

    新型コロナウイルスの変異型オミクロンを巡る政府の対応が過剰だ。感染力は強いが、重症化リスクは低い。国民生活を犠牲にせず、データに基づく現実的な対策を打てないものか。 「若者の未来を奪うな」「異常な対応だ」。2021年12月24~26日、ツイッターなどのSNSで非難の声が飛び交った。矛先が向けられたのは文部科学省。22年1月から始まる国公私立大の入試において、オミクロン型感染者の濃厚接触者は受験不可とした措置に世論が反発。同省はわずか3日で撤回に追い込まれた。 この問題に限らず日政府のオミクロン型への対応は心もとない。右往左往と言ってもいいくらいだ。世界で初めてオミクロン型が確認された南アフリカの国立伝染病研究所の研究者の報告によると、入院が必要になる割合は2%台。他の新型コロナウイルスと比べて8割低く、重症化のリスクは昨年猛威を振るったデルタ型より7割低い。 一方、感染力は強そうだ。英エ

    オミクロン型で右往左往するな
    green_chili
    green_chili 2022/01/20
    「入院が必要になる割合は2%台。他の新型コロナウイルスと比べて8割低く、重症化のリスクは昨年猛威を振るったデルタ型より7割低い。」
  • 「オフィスに戻ってこい」という企業から優秀な社員が消える理由

    新型コロナウイルスによって、多くの企業でリモートワークが定着した。通勤時間の削減などメリットも多いが、新たな発見や出会いの減少など、いくつかの課題も出てきた。働く場所と従業員の生産性はどう関係するのか。 稿では、『どこでもオフィスの時代』より、ベストセラー著作家の山口周氏が提案するこれからの時代を生き抜くヒントを一部抜粋、編集し紹介します。 二極化が進むクオリティー・オブ・ライフ 新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)により、リモートワークがここまで大々的に社会にインストールされた今、自由に動いて自分にとってしっくりくる「場所」を見つけられた人と、そうでない人とでは、クオリティー・オブ・ライフ(人生の質)に甚大な差が生まれてくるでしょう。会社という組織レベルでも二極化が進みます。 パソコンに向かって一日仕事をしていても、終わって外に出たら自分が100%気に入っている風景が目の前に広がってい

    「オフィスに戻ってこい」という企業から優秀な社員が消える理由
    green_chili
    green_chili 2021/12/10
    本来はどこに住んでもいいし、どんな仕事に就いてもいい
  • 中国人やインド人が、すぐにちゃぶ台返しをする理由

    だが米国以上にユニークなのが日だ。アジアの多くの国と同じように日のリーダーシップは階層主義的だ(図の右半分)。上下関係がはっきりしていて、部下が人前で上司に意見することはめったにない。リーダーシップが階層主義的な国の多くは、意思決定はトップダウン型になる(図右上)。迅速で柔軟、一度決まったことでもすぐに変更や修正がある。中国やインドがこうしたケースだ。一方、日の意思決定は合意型だ(図右下)。組織のなかで合意を積み上げていく。意思決定に時間はかかるが、ブレずに迅速に実行される。 リーダーシップと意思決定という2つの指標で、日ほど正反対の極へ大きく振れる国は他にない。階層主義と合意主義の共存という珍しいパターンが、他文化の人から見て日の組織やリーダーは分かりにくいという印象を与え、摩擦を生む原因になる。同じようにヒエラルキーを重視するにもかかわらず、インド人は日人リーダーが意思決定

    中国人やインド人が、すぐにちゃぶ台返しをする理由
  • なぜ長時間残業が発生するのか 帰宅を阻む日本の「二神教」社会

    なぜ長時間残業が発生するのか 帰宅を阻む日本の「二神教」社会
    green_chili
    green_chili 2021/04/09
    “日本の労働現場には「二人の神様がいる」とよく話します。一人はお客様。そしてもう一人は上司です”
  • 告発する人間を異端視する世界

    先週から今週にかけて、似たような事件が3件続発した。 「似たような事件」とは言っても、細かく見て行けば、背景は微妙に違っている。個々の事件が明るみに出した問題点も、それぞれに異なっている。ところが、3つの話題を伝える報道記事をひとつのテーブルの上に並べてみると、あらまあびっくり、なんとも見事な「女性蔑視連続事件」とでも言うべきひとつのシリーズが出来上がってしまっている。ここのところがポイントだ。 つまり、われわれは、それぞれに異なった別々の出来事が、ほとんどまるで同じひとつの事件であるように見えてしまうメディア環境の中で暮らしている。このことは、われわれの感覚が粗雑になっているということでもあれば、メディアによる報道がそれだけ劣化してきているということでもある。 今回は、この1週間ほどに相次いで発覚した3つの炎上案件をひとまとめに扱うことで、それらの出来事に共通の背景を与えている「気分」に

    告発する人間を異端視する世界
    green_chili
    green_chili 2021/03/31
    3連続炎上女性蔑視案件→「わきまえない女たち」への嫌悪感が増幅/これまで「抑圧者/差別者/権力者」たちがのびのびと「生きやすく」暮らしてきた社会
  • 自閉症の特性はみんなにあると示した画期的な研究

    発達障害である自閉症は、人口の2%に及び、“グレーゾーン”も入れると1割を超すという。現在の診断名は「自閉スペクトラム症」で、かつてのアスペルガー症候群も含め、その現れ方は様々だ。そんな自閉症への理解を深めるために、日の研究と治療と支援をリードしてきた医師、神尾陽子先生の研究室に行ってみた!その4回目。(文=川端裕人、写真=内海裕之) なにか病気なり、障害なりの対策をしようとする時に、まず必要なのは現状把握だ。 現在、治療や支援や配慮を必要としている人がどの程度いるのかを知りたい。そういった頻度を見ることは、疫学研究の第一歩である。 「先の九州での研究は、コホート研究としては結果を出せなかったんですが、1歳半のときの自閉症スクリーニング(選別)の精度がどうかは示せました。私たちは実際の健診に来た人を1歳半でスクリーニングして、6歳まで追いかけて、実際に自閉症を発症したか、そうではなかった

    自閉症の特性はみんなにあると示した画期的な研究
  • 「死ぬこと以外かすり傷」ではかなわない

    幻冬舎という出版社の社長が、同社で出版している書籍の実売部数をツイッター上で暴露したことが話題になっている。 この件についての報道やネット上の反応を眺めながらあらためて思ったのは、出版界内部の反応が大きいわりに、世間一般のリアクションが思いのほか冷淡だったことだ。 おそらく、ほか一般の業界で仕事をしている人たちの中には 「出版もまたビジネスである以上、情報を公開するのは当然なのではないか」 と考えている人が少なくないのだろう。そして、そう考えている人たちからすると、見城氏が津原泰水氏の前作の実売部数を暴露して揶揄したことに激越な反応をしている出版界の人々の態度は、理解に苦しむところなのかもしれない。 理屈としては理解できる。 21世紀のビジネスの常識で考えれば、商品として市場に出した書籍の情報を、その売り主である出版社の社長が公開したことは、市場主義経済の原則からして、しごく当然な判断に見

    「死ぬこと以外かすり傷」ではかなわない
    green_chili
    green_chili 2019/05/25
    出版は、甘えと思い上がりを産業化するための枠組み/それを事業として回転させるためには、強固な思い込みが不可欠/別の言葉でいえば、出版というのは、思い込みを商品化する過程
  • サビの被膜でサビを撃退、京都マテリアルズ

    サビの被膜でサビを撃退、京都マテリアルズ
  • 進化するサバゲー 非日常求めて女性も参戦

    近年、急速にポピュラーになった遊びがある。玩具のエアソフトガンを用いて行うサバイバルゲーム(以下「サバゲー」)だ。 サバゲーは、2チームに分かれてBB弾と呼ばれる専用の弾を敵に命中させて倒す(ゲームオーバーさせる)、というのが基ルールだ。勝敗の決定方法は敵陣に設置されたフラッグを取る、あるいは相手チームを全員ヒットして全滅させるなど、いくつかの種類がある。弾がヒットしたかどうかの判定は当てられた側の自己申告制である。サバゲーはこれまで、主にガンマニアやエアソフトガン好きの間で定着していたが、ここにきて幅広い層が楽しめる大人の趣味として認知を広げつつあるという。 もっとも筆者のようなアラフォー世代にとってエアソフトガン自体はなじみのあるホビーだろう。子どものころはプラモデルやミニ四駆などを買いに模型店へ足を運ぶことが多く、そこにはエアソフトガンも売られていたからである。俗に“1900円シリ

    進化するサバゲー 非日常求めて女性も参戦
  • 日本で1億円の開発費、深圳だと500万円

    組み合わせでどんどん新製品が出てくる深圳の電気街 写真の折りたたみキーボードも、二つ折りはさまざまな企業が出しているのを見かけるが、便せんのように長辺を四つ折りにするのは他では見たことがないものだ。安直なコピー品が、お互いをコピーし合う間に突然変異を生んで進化する、まるでカンブリア紀の生物を見るような新製品開発が、深圳では行われている。 このスピードはすごいが、優秀な人たちなら安直なコピーから距離をおきそうなものだ。なぜこのような高速の、かつ大半が安直で、たまに大ヒットが生まれるカンブリア紀のような製品開発が可能なのだろう。 その秘密の一つは、深圳独自の知的財産管理システムにある。 深圳で製品のプロトタイプを作る場合、コモディティ化された部品を買うと、関連する知財がついてくる。たとえば「アクションカメラ」「スマートフォン」「タブレット」などは、設計済みのマザーボードが部品として売られていて

    日本で1億円の開発費、深圳だと500万円
  • 植物工場で地殻変動「レタス日量25万株の衝撃」

    植物工場で地殻変動「レタス日量25万株の衝撃」
  • “労働教”から離脱し、キリギリスとして生きよ

    “労働教”から離脱し、キリギリスとして生きよ
  • うつ病の原因にもなる、「心」のフタって何?

    うつ病の原因にもなる、「心」のフタって何?
  • 「現代のチンドン屋」がやってくる!

    その男たちは、突然、町に現れる。遠くから聞こえる太鼓と笛の音が、子供から老人まで、その心を踊らせ、引き寄せていく。神出鬼没の「現代のチンドン屋」は、伝統に縛られ拝金主義にまみれた芸能界に痛烈なアンチテーゼを突きつける。(下の動画をご覧ください) JR中央線三鷹駅北口の交番横。小さなベンチが設置されている場所は、普段はバスの降車場所として、人々が足早に通り過ぎていく。 そこが騒然としたのは、11月中旬の昼下がりのことだった。野良着をまとい、太鼓や笛を手にした14人の男たちが目配せをしながら、その瞬間を迎えようとしていた。周囲のほとんどの人はまだ、これから何が起きるのか予期していなかった。 午後1時、突然、太鼓が打ち鳴らされる。のっけからアップテンポの曲で始まり、笛や鐘、そしてエレキ三味線が重なっていく。 その音に、道ゆく人々が足を止め、集まってくる。最初は彼らを取り巻く二重の人の輪が、次々と

    「現代のチンドン屋」がやってくる!