7月8日の昼下がり、「Quora」で働く23歳のデザイナー、上杉周作さんの講義を聞くために、「SFC」こと慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスの教室に150人を超える人々が集まりました。 上杉さんは、小学校卒業と同時に渡米し、カーネギーメロン大学でコンピューターサイエンスを学び、Apple、Facebookでインターンをした後、現在Quoraで働いています。講義の中では、最先端のデザインの動向、自身の体験に基づいたエピソードがふんだんに語られ、会場を訪れた人々を魅了しました(当日の講演の内容は、こちらにまとめられています)。 今回の記事では、そんな上杉さんのレッスンから学んだことを、3点にまとめてご紹介したいと思います。 1.「プロダクトデザイン」というアプローチ 上杉さんの話の中でもっとも印象的だったのは「プロダクトデザイン」という概念についてです。「プロダクトデザイン」は「目的」から「機能」