アマゾン社内の超極秘プロジェクト ジャレド・フィックリンはかつて、アマゾンの分岐点となったデバイス「Fire Phone」のデザインと開発を支援した著名なデザイン会社の極秘チームの一員だった。 アマゾンはFire Phoneをひっさげ、さっそうとデザインの世界に乗り込む予定だった。Kindleは確かに画期的な電子ブックリーダーだが、あくまでも実用品であって所有欲をそそるモノではない。言ってみれば、手頃な価格の商品を扱う店が売り出した、お値打ちのデバイスだ。 ハイエンドのスマートフォンの開発は、アマゾンが第二のアップル、つまり人々の憧れのアイテムを生み出す企業に変身するチャンスだった。この挑戦はジェフ・ベゾスにとって重要な意味を持っていた。初期のメモにあるように、彼はアマゾンがアップルやナイキのような「クール」な存在になることを願っていたからだ。 「リスクをとることはクールだ。大きく考えるこ
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