「不安」とは、私たちがもつ危機管理能力のことです。ジャングルのなかでは、「どんな猛獣に襲われるかわからない」と不安になって用心するからこそ、自分を守ることができます。 ただ、不安が多すぎるのは、精神衛生上いいことではありません。行動心理学、解剖生理学、生態学、マーケティング、コーチングなど多分野の知見をもつエグゼクティブ・コーチである秋山ジョー賢司(あきやま・じょー・けんじ)さんは、「不安だらけの『今の自分』を変えるには、『理想の自分』をうまく使うべき」と語ります。 構成/岩川悟 取材・文/清家茂樹 写真/石塚雅人 自分の望みを活かして、「理想の自分」を描く 今の自分のメンターとして、理想の自分に伴走してもらう 理想の自分に共感してもらい、不安を安心へ変える 自分だけの強力な「武器とエネルギー」を認識し、覚悟する 自分の望みを活かして、「理想の自分」を描く みなさんが抱えている不安を思い浮