▼「現代世界の昔ばなし:資本主義時代のフォークロア マンガ・文学・童話でよむ消費文化の光と影」(日本篇) (「文化人類学解放講座」配布プリントより) 今週の「文化人類学解放講座」は先週のつづきで、二〇世紀の消費「文化」について学びます。現代の消費文化について、大学の先生や研究者たちが書いたものには、みなさんがよんで共感できるものが少ないので、同時代のマンガ家や文学者、表現者たちが書いたものを、「資本主義時代のフォークロア」としてよみ、消費文化の光と影について考えます。なお、来週は学園祭で休講なので、いつもよりたくさんプリントをくばります。プリントをよくよんで・みて、よく予習・復習をしておいてください。 「1989年の秋に僕の海外生活は終わりを告げた。日本を離れたのが1986年の秋だったから、ちょうど三年間ヨーロッパをうろうろしていたことになる。たしかにこの三年間でずいぶんいろんなことが変わ