この夏の日本は、観測史上で最高とも言われる猛暑に見舞われました。それに伴って出現したのが「猛暑特需」。アイスクリームがたくさん売れたり、コンビニの来店客が増えたりしました。さてこの「特需」という言葉。2000年代以降、メディアにおける使用頻度が増えているような印象があります。果たしてその印象は本当なのか、本当だとしたら何が原因なのか、筆者なりに考察してみることにしました。 右肩上がりの用例数 筆者が「このこと」に気付いたのは、グーグルで「特需」というキーワードを検索したときのことです。最近のグーグルでは、検索結果ページの左側に常にツールが表示されるようになりました。その中から「タイムライン」をクリックすると、時系列のグラフが表示されます。この機能は、いわば「検索語の歴史」を調べるための機能。まず検索語が登場するウェブページを調べ上げる。各ページが公開された日付も調べます。そしてその日付ごと