仁川(インチョン)で開催中のアジア大会では日本、中国とメダル争いを展開する韓国だが、家計の負債(借金)比率では、すでにアジアのトップを独走している。さらに、業績に陰りがみえるサムスン電子や現代(ヒュンダイ)自動車など主力企業の株価急落によって、国民年金にも巨額の評価損が発生。朴槿恵(パク・クネ)政権の混乱も国民生活の足を引っ張った。韓国経済が“借金漬け”の状況から抜け出せるかは不透明だ。 韓国銀行(中央銀行)のデータによると、今年6月末時点の家計の負債額は1040兆ウォン(約108兆円)となった。昨年末に1000兆ウォンを突破した後も借金増のペースは落ちず、5四半期(15カ月)連続で過去最高を更新した。 ドイツの保険大手、アリアンツが公表した世界の富に関する調査「グローバル・ウェルス・リポート」では、世界各国の家計負債の状況についてまとめている。それによると、韓国の2013年の家計負債は国
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