昭和40年代~60年代前半までは、高いクルマや、それこそサニーやブルーバード辺りにまで、ルーフに合成皮革やビニールを貼りつける 「レザートップ」 が当然の様に用意されていた。 まぁ、この 「レザートップ」 というのは、馬車などの幌を上げた状態、コンバーチブルの幌を上げた状態を模したモノで、亜米利加車に多く見られた手法であった。 1968年ころの 「Dodge Charger」 のレザー・トップ。威風堂々としていてフルサイズ・アメ車の代表格だ。 それが日本車の世界にも広がって、高級車を中心に設定があったのだが、正直耐候性の悪さ、レザー表面に施された「シボ」に汚れが入ったら、取り難いという事もあって、廃れてしまったボディタイプだ。 そんな、耐候性や手入れの大変な 「レザー・トップ」 でも、ニーズがあれば作らなければならない…言う代表格が、カーマニアの間でも、ちょくちょく話題になる 「ケンメリ」