仮想通貨交換業者コインチェックから約580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した問題で、犯人側が匿名性の高い「ダーク(闇)ウェブ」のサイトを介して、流出ネム全体の半数に当たる290億円分(流出当時のレートで計算)以上をビットコインなど他の仮想通貨に交換した疑いがあることが17日、情報セキュリティー専門家への取材で分かった。 マネーロンダリング(資金洗浄)が目的とみられる。交換されたビットコインなどは、さらに別の仮想通貨に交換されたり現金化されたりした可能性もある。ネムの追跡・回収は一層困難になった。捜査が長期化する恐れもある。 セキュリティー専門家はネット上に公開されたネムの取引記録などから分析した。犯人側はダークウェブ上に交換サイトを開設。交換は2月7日に始まり、3月に入ってからも増減を繰り返しながら続いている。このまま有効な対策が取られなければ、約580億円の全額が洗浄されてしま
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