東京メトロ副都心線の開業(2008年)で、東京の地下鉄路線の開発は大体終わった。残すイベントは2013年の東急東横線渋谷駅地下化だけ……、と思ったら、まだ地下鉄の構想があった。都内を一周する都営大江戸線が、練馬、埼玉方面へ延伸するかもしれない。 都営大江戸線といえば、東京・新宿の都庁前駅から飯田橋駅、蔵前駅、月島駅、大門(浜松町)駅、六本木駅などをぐるっと回って都庁前駅へ戻る環状部分と、都庁前駅から中野坂上駅、豊島園駅を経由して光が丘駅を結ぶ放射部分を持つ路線だ。江戸の外側を回る同路線だけど、先に開業したのは放射部にあたる光が丘~練馬間で、このときの路線名は「都営12号線」だった。環状部を開業するにあたり路線名を公募した結果、いったんは「ゆめもぐら」になりかけたけれど、東京都知事の石原慎太郎氏の"鶴の一声"で「大江戸線」になった。 都営大江戸線はすでに完成しているように見えるけれど、じつは