米軍が、人工知能(AI)が操縦する戦闘機の試験飛行を成功させた。世界初とみられる。国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)が27日までに明らかにした。米軍はAIで自律飛行できる「無人機(ドローン)部隊」創設も急ぐ。中国も無人戦闘機の開発を加速させており、最先端技術を使った米中による次世代軍用機の開発競争は激化している。 DARPAは昨年12月にカリフォルニア州エドワーズ空軍基地で、F16戦闘機を基本設計としたテスト機「X62A」による飛行を実施した。AIのアルゴリズムで機体の操縦を制御し、数日間にわたり出撃を想定した離着陸や、武器使用時の能力などを確認した。ライアン・ヘフロン空軍中佐は戦闘機へのAI全面実装に向けて「1年以上時間を短縮できた」と成果を語った。 DARPAは敵の攻撃を避けながらドローン同士が通信連携を取って任務に当たれるシステムの開発にも乗り出す。昨年11月には7800万ド
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