歓喜の団体金メダルから中1日。男子個人総合で内村航平が体操史に残る白熱の大接戦を制し、逆転勝利でロンドン五輪に続く2大会連続金メダルを獲得した。 「ヤッター!」 内村の雄叫びはかつてないほどの激しさだった。それが、いかに劇的な勝利だったかを物語っていた。 5種目を終え、残るは鉄棒のみとなった時点で、内村は76.565の2位。首位に立っているオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)との差は0.901あった。数字だけを見れば逆転は難しく思える差だ。 しかし、内村は昨年の世界選手権種目別鉄棒のチャンピオンであり、鉄棒を苦手としているベルニャエフのDスコアは、内村の7.1と比べて大きく劣る6.5。逆転は決して不可能ではない。 鉄棒は、内村が先に行い、最後にベルニャエフが演技をするという順番だ。とにもかくにもミスをしたらそこでおしまいという展開。内村が考えたのは「自分に集中し、自分の演技をしよう」というこ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く