リニア中央新幹線静岡工区の南アルプストンネルの工事を巡り、工事で出る大量の土砂(発生土)を置く候補地の一つになっている「ツバクロ発生土置き場」(静岡市葵区)の直下に断層が走っている可能性があることが分かった。JR東海が6日の県専門部会で初めて報告した。発生土置き場の妥当性が問われる可能性がある。 この日の会合では、トンネル工事現場近くの6カ所で検討されている発生土置き場について議論。見込まれる発生土370万立方メートルのうち360万立方メートルを置く予定のツバクロ置き場について、直下に断層がある可能性を示すJR東海側の資料が示された。