もしあなたが先週からフェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどチェックしていたなら、きっともうこの動画は見ているだろう。ALS(筋萎縮性側索硬化症)の存在を広く知らしめるために氷水を頭にかぶる人々の様子を映した無数の動画だ。おかげでこの肉体を非常に衰弱させる病気について人々が話す機会を得るという大きな役割が果たされた。だが、それで終わりだ。人々は話をするだけだ。 スラックティビズムとは比較的新しい用語で、現在ではネガティブな意味合いしか持たない言葉だ。そのアイデアの全貌を見てみると、実際にお金を寄付する代わりに、自分の時間を割いてソーシャルメディアに投稿するということだ。要するに、あるチャリティーに10ドルを寄付するかわりに、そのチャリティに関心を持っているかについてフェイスブックに投稿する。それがスラックティビズムだ。それは瞬間的に熱狂的な注目を生み出しはするが、実際の寄付につながる