“配信者向けカラオケ”登場も「収益化停止」報告寄せられる JASRAC絡みは「運営の判断」権利の難しさ話題
はじめに※本件は私自身の実体験ではありません。 本件概要平成29(ワ)672等損害賠償請求事件 平成30年3月29日 東京地方裁判所 主 文 1 原告の本訴請求及び被告の反訴請求をいずれも棄却する。 2 訴訟費用は,本訴反訴を通じこれを7分し,その6を原告の負担とし,その余を被告の負担とする。 https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail7?id=87634 本件は「原告が,被告において原告の販売する写真素材を原告に無断でイラスト化して自らの作品に使用して販売した行為が,原告の当該写真素材に係る著作権(複製権,翻案権及び譲渡権)を侵害すると主張」し、「被告が,本件本訴の提起を含む原告による過大な損害賠償請求等が不法行為に当たると主張」し、それぞれ損害賠償請求をしていた事案です。 以下、判決文より要約です。 原告は、写真等の映像コンテンツを作成、
YouTubeの「トピック」チャンネルは、合法です! こういうジャケット画像+音楽のやつは、「アートトラック」という、YouTube公式のしくみです! あやしく見えるかもしれませんが、これはYouTube Musicにアーティストが楽曲を登録したとき、YouTube上に公式MV(ミュージックビデオ)などがない場合に自動生成される動画です! YouTube Musicと同じく、再生数に応じてアーティストに収益が還元されます! Spotifyみたいなものです! 超合法&超健全です! なので……なので…… もう許してください…… 違うんです……非公式転載じゃないんです……これは公式のしくみを使って記事に載せてるだけなんです…… 知ってます…… いや、もちろん法律を暗記してるわけじゃないから、詳しくはないんだろうけど、ある程度知ってるつもりだから公式のしくみを利用しています…… 怪奇! 公式ないし
人間ジェネリック @DividedSelf_94 ゲームデザインは「アイデア」なので「似た感じのゲーム」というのは「著作権」で訴えようがないのだけれど、任天堂法務部は当然それを知っているから、わざわざ特許権で勝負を仕掛けたわけでしょう 正面で勝ちようがないから特許権を持ち出して嫌がらせって、いくら権利でも大企業としてどうかと思う 人間ジェネリック @DividedSelf_94 任天堂のこういうパテント・トロール的な立ち振舞、本当に全インディーゲームにも同じ基準を求めてるなら”フェア”だとは思うけれど、たぶん「パルワールドだから」訴えてるでしょ。 任天堂の胸先三寸で「許されるゲーム」「許されないゲーム」が出てくるのはゲーム業界にとって極めて不健全だと思う。
イラストレーターの花邑(はなむら)まいさんの元に、女性漫画家の代理人弁護士から「通知文」が届いたのは2019年6月のことだった。 「作品が花邑さんにトレース(なぞり書き)されている」 初めは、すぐに解ける誤解だと思っていた。しかし、事態が訴訟に発展し、仕事も失うはめになるとは想像だにしていなかった。 無料メルマガ「裁判Plus 司法のリアル」が配信開始。登録はこちらから 女性漫画家から覚えのない指摘 花邑さんは美術系の短大を卒業後、入社したゲーム制作会社でデザインを担当。13年にフリーのイラストレーターへ転身した。トラブルに巻き込まれたのは、画集も発売し、順調なキャリアを歩んでいた頃だった。 女性漫画家から届いた通知文には、花邑さんが描いたゲームのキャラクターのイラスト300点以上を検証したとあり、線の重なりといった女性漫画家の作品との類似点が挙げられていた。 アニメやイラストの世界で、他
なんらかの作品を創った人は、その「著作権」を有する。自分の考えや想いを作品として表現したのだから、強い思い入れもあろう。だが、「思い入れ」と「思い込み」はまるで違う。 「著作権侵害だ!」と筋違いないちゃもんをつけ、裁判沙汰にするような思い込みクリエーターも残念ながら多数存在する。そうした”エセ著作権”を振りかざし、トラブルに発展した事件を取り上げた一冊が「エセ著作権者事件簿」(友利昴著)だ。 本連載では、ニュース等で話題になった事件も含め、「著作権」にまつわる、とんでもないクレームや言いがかり、誤解、境界線上の事例を紹介。逆説的に、著作権の正しい理解につなげてもらう。 第4回では、夢の国をつかさどり、ファンタジーで人々を魅了してやまないディズニー社が、小学生がプールの底に描いたミッキーマウスを「違法だ」とその消去を要求した事件を取り上げる。 夢を提供する世界的エンタメ企業の無慈悲すぎる対応
ルクセンブルク政府主催の展覧会で入賞した作品が、写真を反転してアレンジしたものだったことがわかり、写真家が作品を制作した美術学生を著作権侵害で訴えています。2022年12月の第一審判決は「写真の独創性が不十分だった」として写真家の訴えを退けるものでしたが、2024年5月、著作権侵害を認める判決が第二審で下りました。 RTL Today - Legal blow for Luxembourg painter: Court rules in favour of US photographer in plagiarism lawsuit against Jeff Dieschburg https://today.rtl.lu/news/luxembourg/a/2193723.html Luxembourg Copyright Case Against Jeff Dieschburg - Jin
作品公式サイトで発表され、「2024年4月から放送予定のアニメ「烏は主を選ばない」の「デザイン原案・演出協力」として、原作の「八咫烏シリーズ」(文藝春秋)のコミカライズの著者である松崎夏未先生に加わっていただくことになりました。以下、その経緯についてご説明いたします」と報告。 「NHKエンタープライズでは、阿部智里先生の小説をもとにしたアニメ制作を進めていました。しかし、一部のシーンや設定等の中に、原作を忠実に再現しようと、松崎先生が手掛け、阿部先生が監修するコミカライズ『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』(講談祉)を参考にして制作したものが含まれていました」と説明。 「これを受けて本アニメを制作するNHK、NHKエンタープライズ、ぴえろの三社は、松崎先生、阿部先生に対して経緯を説明したうえで、改めて松崎先生と阿部先生、そして講談社と文藝春秋を交えてやり取りを進めた結果、この度、両先
先日、投稿した「死ぬほど嫌でした」という記事が大きな反響を呼びました。 日本テレビ系で放送された連続ドラマ『セクシー田中さん』原作者の芦原妃名子さんの訃報に触れて、『海猿』をめぐる僕自身の経験を語る内容でした。 その中で映画主演俳優との初対面の印象について、「嫌なヤツだと思いました」と書きました。 それに対し、俳優の伊藤英明さんが自身のインスタグラムを更新し、記事について言及しました。 「記事を読みました。 『海猿』は僕にとって一生の財産です。 (中略) 約20年前、現場に出向いて下さり佐藤先生に頂いた原画を今も大切にしています。撮影に携わった全員で過ごした時間も作品も自分の宝物です。」 thehideakiitoインスタグラムより引用 伊藤さんの大人な対応に、自分の未熟さを恥じ入るばかりです。 ところで、イラストに書かれた日付を見ると2005年となっています。 僕が撮影現場を訪れたのは2
嘯(しゃお, 𝕏iao)🩺🎨 @xiao_signo028 絵を描く医者。専門は神経(neurology)。Pixiv→ pixiv.net/users/181992。医学界新聞にて『ひなこの研修日記』連載終了→ bit.ly/3nAw2Y3 解剖図等→#XiaosAnatomy Misskey→@xiao_signo028@nijimiss.moe 嘯(しゃお, 𝕏iao) @xiao_signo028 パルワールドのパルのデザインが色々と話題なので、ポケモン等のデザインと比較してモチーフ考察をしました。いずれも明確な著作権侵害にあたるものではないと思います。あくまで既視感の源を探す試みです。キャラデザは「シルエット」「配色」「ディティール」が重要だと思います(1/2) pic.twitter.com/3WKdFQDbwm
“著作権の保護”と“名作を後世に残したい”という思いと ――まずは“プロジェクトEGG”がどのようなサービスなのか、改めて教えてください。 鈴木“プロジェクトEGG”は、1980~90年代の名作PCゲームを復刻してお届けする取り組みで、スタートしたのは2001年11月になります。1980年代~90年代というのは、ハードウェアの進化に合わせてゲームも進化していた時代で、魅力的なゲームが続々とリリースされていました。それが、インターネットが普及し始めた1990年代後半になって、そんな時代のソフトが、権利関係などが明確にされないまま、エミュレーター(※)などを介してやり取りされるケースが増えてきたんですね。 当時私はボーステックという老舗PCメーカーに所属していたのですが、レトロゲームに一定のニーズがあることを肌で実感しつつ、権利問題がクリアーにされないままやり取りされているレトロゲームに対して
by Kansir 1928年に「蒸気船ウィリー」に登場したミッキーマウスは、繰り返しの著作権保護期間延長を経て、2024年1月1日、ついにパブリックドメインとなります。登場から95年間、ミッキーとディズニー、パブリックドメインをつなぐ密接な「三角関係」について、デューク大学のパブリックドメイン研究センターでディレクターを務めるジェニファー・ジェンキンス氏が解説しています。 Mickey, Disney, and the Public Domain: a 95-year Love Triangle | Duke University School of Law https://web.law.duke.edu/cspd/mickey/ ミッキーマウスは1928年に公開された「蒸気船ウィリー」に初登場したキャラクターなので、「蒸気船ウィリー」の著作権保護期間満了に伴ってパブリックドメインにな
結賀さとる氏から私がトレースをしているとの指摘を受けた件について、今まで事情をお伝え出来ず、ご心配をお掛けしました。 先日東京地裁で判決があり、控訴無しで勝訴が確定致しました。 無事に司法で事実無根と精神的苦痛が認められたことに安堵しています。 まず今回の経緯につきまして、 ご説明いたします。 事の発端は、2015年頃のことになります。 私がその頃取り組んでいたのは、オトメイト ブランドの女性向け恋愛ゲーム『Collar×Malice』 (2016年8月18日発売、販売:アイディアファクトリー株式会社様 …以下「IF」/開発:デザインファクトリー株式会社様 …以下「DF」)の原画のお仕事でした。 私はもともとDFに所属しており、2013年9月に退社、独立後は2016年9月まで同社専属の契約イラストレーターとして携わっていました。 2015年末頃に同ゲームの公式サイトで公表された複数のキャラ
【最後に追記あり】 ゲーム大会を計画、主催される方へ。「ゲーム大会における任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」を公開。 https://topics.nintendo.co.jp/article/13d6eda4-7e9a-4c01-abb7-2783eea71f36 こちらの記事の話。 実は家庭用ゲームの歴史を塗り替えるようなものすごい出来事だということがあまり理解されていないのでまとめてみる。 ゲームの大会を開催するのは一見して主催者の自由とも思われるのだが、実は様々な法律でがんじがらめに縛られている。 そしてこの法律は、ゲームメーカーの権利を守るものでもありながら、ファン主導でコミュニティ活動を行おうとする時に常に大きな障害となり得る問題でもあった。 その打開策を、まさか最も権利関係に厳しいとも考えられる任天堂自らが風穴を開けるような宣言を行うとは思ってもいなかったことが、今回
ゲーム大会における 任天堂の著作物の利用に関するガイドライン 2023年10月24日 掲載 2023年11月15日 発効 任天堂は、当社が創造するゲームやキャラクター、その世界に対する情熱を、お客様が広く共有してくださることに感謝しています。また、任天堂は、ゲームのコミュニティを尊重し、ゲームに関わるすべてのみなさまに、協力プレイや対戦プレイによるゲーム体験を、かけがえのない記憶として留めていただくことを希望しています。 そのため、任天堂は、当社が創造するゲームやキャラクター、その世界に対して、お客様に適切な方法で安心して関わっていただくために、任天堂が著作権を有するゲーム(以下、「任天堂のゲーム」といいます)の非営利で小規模なゲーム大会(以下、「コミュニティ大会」といいます)を開催する場合に守っていただきたいガイドラインを定めました。コミュニティ大会は、以下のガイドラインをご理解の上で開
※該当チャンネルが削除されました。本意でない結末で残念です。よってこの記事の役目は終えましたが他の解説系動画制作者さんへ「出典の重要性」を周知する一助となればと思い残すことにします。拡散にご協力いただいた皆さんに感謝申し上げます。(2023/10/15追記) ◆スーパーマリオの左右論◆ 先日、たまたまYoutubeで流れてきた動画を見てたんですよ。内容は「なぜ左スクロールゲームは無くなったのか」というテーマをピンクと緑のキャラクターが解説するというものでした。 私オロチは以前「スーパーマリオの左右論」という記事でなぜスーパーマリオは右(→)へ進むのかというテーマを「インターフェイス由来説」「言語・科学的プローチ」「物語としてのロジック」「その他諸説」と4章に渡って徹底的に掘り下げたことがあったので、非常に興味深いテーマだなあと思って好意的に見てたんです。 「スーパーマリオの左右論」は私が数
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