ボタン電池を飲み込むと、放電がもとで内臓の粘膜が溶け、要手術の危険な事態を招きます。こうした誤飲のリスクを分かりやすく説明するため、長野県佐久市の医師会が手がけるプロジェクト「教えて!ドクター」が、ベーコンを用いた実験結果をTwitterで公開しました。 実験にはリチウム・酸化銀・アルカリの、3種のボタン電池を用意。これらを、食道や胃の粘膜に見立てたスライスベーコンの上に置きました。開始から数分もすると、リチウム電池の周囲には泡が。放電時にできた水酸化物が粘膜を傷めているのです。 リチウム電池は大きくて食道に引っかかりやすいうえに、電圧が高いため水酸化物を多く作ることから、特に危険だそうです やがてほかの電池も遅れて同様の反応を始め、20分後にはベーコンに黒いシミが。そして2時間後にはシミが大きくなり、焼けただれたような状態になってしまいました。これが人体だったらと思うと恐ろしい。 ボタン
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