「Windows 10」はMicrosoftにとって重要な一手だ。というのも同OSは、Windowsの提供モデルが完成製品の提供からSaaS(Software-as-a-Service)形式に移行するための橋渡しとなる製品だからだ。そしてこのOSには、これまで個別に提供されていたサービスが緊密なかたちでOSに統合されたり、バーチャルアシスタント「Cortana」が組み込まれるといった変化も含まれている。このような統合で、「OneDrive」のストレージ追加による毎月のサブスクリプション収入や、デスクトップPC上での「Bing」検索からの広告収入、「Windows Store」でのアプリ販売手数料(30%)、「MSN」や「Xbox」のコンテンツとしてプリインストールされているアプリ上に表示される広告からの収入、「Solitare」アプリからの収入といった収益増加の機会がMicrosoftにも