新人消防士の育成のためだとして、大阪府堺市消防局がふるさと納税を活用した100万円のクラウドファンディングを始め、なぜ税金を使わないのかとネット上で疑問が相次いでいる。 集めたお金は、消防士の活動服などに充てられるという。クラファンにした理由について、市消防局の見解を聞いた。 市長は「厳しい財政状況の中、知恵を絞った」と理解を求めたが... 「毎年収支不足が見込まれる厳しい財政状況の中、知恵を絞って取組を実施しています。応援お願いします」 「新人消防士応援プロジェクト」と題したクラファンの実施について、堺市の永藤英機市長は2022年10月6日にツイッターでこう呼びかけた。 このプロジェクトは、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で3日から年末までの90日間の日程でスタートした。そのページでは、寄付金を募る趣旨について、次のように説明した。 「日々過酷な訓練を行う消防学校で使用する活動服等