習政権の10年で中国の市民社会は崩壊 活動家や知識人の声 2022年10月17日14時37分 【北京AFP=時事】人権活動家チャールズさん(仮名)は、中国で市民社会が花開き、肉体労働者の生活改善のために打ち込んでいた頃のことを今も忘れていない。(写真は中国・天津の裁判所前で撮影を阻止する私服警官。資料写真) 「独裁者罷免」要求の横断幕 党大会前、北京で習氏批判―中国 だが、3期目が確実視される習近平主席が率いてきたこの10年で、さまざまなコミュニティーの団体は解体され、再生の希望は打ち砕かれた。 チャールズさんは中国を離れ、活動家の友人数人は今も当局に拘禁されている。 「2015年以降、市民社会全体が崩壊し始め、ばらばらになってしまいました」 中国の市民運動や新興の独立系メディア、学問の自由などはことごとく破壊された。中国共産党に対するあらゆる脅威を排除しようと、多くのNGO職員、人権派弁