2023年6月、AMDは米国サンフランシスコにおいて、データセンター向け半導体新製品の発表を行った。ここで大きな注目を集めたのが、第4世代 AMD EPYC プロセッサーの新バリエーションだ。同社は既に2022年11月、開発コード名「Genoa」で知られていた第4世代 AMD EPYC プロセッサーを発表していたが、このラインアップが大幅に強化された。 新たに発表されたバリエーションは大きく2つある。 1つ目は、開発コード名「Bergamo」として知られてきた「第4世代 AMD EPYC 97X4プロセッサー」。これはCPUコアあたりのダイサイズを35%削減することで、1つのCPUにより多くのコアを搭載できるようにしたモデルだ。2つ目は「Genoa-X」として知られてきた「3D V-Cache搭載 第4世代 AMD EPYC プロセッサー」。こちらは最大で1.1GBのL3キャッシュを搭載で