羽生善治前棋聖に勝利してタイトル獲得、笑顔を見せる豊島将之新棋聖=17日午後、東京都千代田区の都市センターホテル(吉沢良太撮影) 第89期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催)の第5局で羽生善治(はぶ・よしはる)前棋聖(47)を下した豊島将之(とよしま・まさゆき)新棋聖(28)が17日の対局後、記者会見に応じた。「長かったです。諦めずに良かったなと思います」。クールな表情は終始崩さなかったが、初タイトル獲得について万感の思いを込めて語った。会見の主なやりとりは以下の通り。 ◇ --初タイトル獲得の感想を 「(平成22年度に)初めてタイトル戦に挑戦してから、その後取れない期間が長かった。まだ終わったばかりなので実感はありませんが、長かったです。あきらめずに良かったなと思います」 --5度目の挑戦で念願の初タイトル獲得。どういうプレッシャーがあったのか 「プレッシャーはありましたが、自