海洋プラスチック汚染対策をどう進めたらいいのか。国際的に大きな問題となり、環境省もプラスチック資源循環戦略を策定し、海に流出する率の高い使い捨てプラスチックの排出削減に取り組みはじめた。だが、プラスチックは軽くて便利で、生活に欠かせない。どう付き合ったらいいのか。どうすれば減らすことができるのか。化学物質やプラスチック問題に詳しい村田徳治・循環資源研究所長に語ってもらった。 ── 村田さんは海洋プラスチック汚染問題をどう見ていますか? これまで政府の取り組みが遅れていたということでしょう。EUでは使い捨てのプラスチック製品を規制する法案が審議されるなど、日本よりもいち早く取り組み始めました。2018年にカナダで開かれたG7シャルルボワ・サミットで、カナダが提案した「G7海洋プラスチック憲章」を日本とアメリカだけが署名しませんでした。国内の整備体制が整っていなかったとの理由ですが、2015年
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