また8月6日の広島への原爆投下の日がやってくる。もう実際に原爆投下の惨状を我が目で見た人は少なくなってしまっているであろうから、生き証人としての私には、生きている限り、それを伝える義務があるように思われる。 これまで何度も触れたことがあるし、昨年もこのブログに原爆投下について書いているので、今回はここで同じ文を再録させて貰うことにする。既にご存知の方は飛ばしていただければ良いが、たまたま、ご存じでない方がおられれば、一人でも多くの人に語り継ぎたいのでお読みいただければ幸いである。 今「ピカ・ドン」と言ってどれだけ通じるだろうか? ピカ・ドンとは原子爆弾投下による悲劇のことである。1945年8月6日午前8時15分、アメリカ空軍のB29爆撃機によって、原子爆弾が広島市の上空から落とされ、語り継がれているように何十万人という市民の命を奪い、多くの人たちを傷つけ、広島の街を灰燼に帰した悲劇のことで