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ブックマーク / umedamochio.hatenadiary.org (14)

  • 棋聖戦第一局の観戦記を書きに行ってきます。 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    IT Mediaでのインタビュー記事がたいへんお騒がせしていて、それについて何も反応できておらず、すみません。頭と心の整理がついたところで、いずれ何かここに書きます。 ただそれまでの間は、このエントリーをお読みいただくのが、僕の気持ちにいちばん近いです。どうしてこれほど他者のことがわかり、それを正確な文章に移しかえることができるのだろう、と正直なところ思ったほどでした。むろん僕のことを過分に褒めてくださっている部分は、飛ばして読んでください(そういうことのご案内が主旨ではないので)。 ところで僕は、将棋のタイトル戦を観戦に行く前夜(今)、そして対局者や立会人ら棋士たちとともに泊まる対局場の宿屋でも(明日、明後日)、遠足前夜の小学生のような気分で興奮してしまい、ほとんど眠れなくなってしまうのです。 その状態で、丸一日かけて対局を観戦しながらリアルタイム観戦記を書く仕事は、体力の消耗が激しく、

    棋聖戦第一局の観戦記を書きに行ってきます。 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 岡田有花さんインタビュー - My Life Between Silicon Valley and Japan

    前回の来日中のある一日の午後いっぱいをかけて、「シリコンバレーから将棋を観る」刊行時プロモーションのための連続インタビュー取材を、版元の中央公論新社で受けました。「将棋世界」誌、「週刊将棋」紙の取材と、書店での新刊サイン会の間が、岡田有花さんのインタビューでしたが、ほとんどのことは尋ねてもらえず(笑)、「すごいなあ、さすが岡田有花さんだなあ」と思いつつ、いつ将棋の話をさせてもらえるのかなぁと、時計を気にしながらの約一時間でした。明日の後篇では、将棋の話のことも少しは出てくるのかなあ(笑)。 ただ、すごいアクセス数のようなので、このを僕が書いたことを知らなかった人に、「へえ、こんなを書いたの」と興味を持ってもらえるきっかけになればと思います。 (これまでにインタビューをお断りしたメディアの方々に、以上、背景説明をしておきます。)

    岡田有花さんインタビュー - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 英訳プロジェクトから派生して英語による解説ビデオがYouTubeでリリースされました。 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    次々と驚くべきことが起こります。 英訳プロジェクトから派生して、「シリコンバレーから将棋を観る」第二章の将棋、昨年度棋聖戦第一局の佐藤羽生戦の英語解説ビデオ「Famous Shogi Games: HABU vs SATOU (Jun. 11th, 2008)」が作成されて、YouTubeでリリースされました。作者は海外向け将棋紹介ビデオを次々と制作して将棋のグローバル普及に貢献しているHIDETCHIさん。 映像の中に、「シリコンバレーから将棋を観る」の書影を含めたの紹介、オープンソース型の英訳プロジェクトも紹介され、第二章の英訳へのリンクも張られています。

    英訳プロジェクトから派生して英語による解説ビデオがYouTubeでリリースされました。 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 「シリコンバレーから将棋を観る」英訳、仏訳の進捗 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    なんだか想像を超えたスピードで物事が進んでいるのに驚くばかり。 英訳プロジェクトは、もう半分くらい第一弾の翻訳が進んでいて、 とりあえず最初のプラットフォームを作る段階では、シンプルにGoogle Docsを使っていたのですが、次の段階(Wisdom of Crowds)では、また必要なアプリケーションが変わってくるのかもしれません。次の段階では、Wikipediaのように誰でも閲覧・編集・加筆が可能なようにし、更なるスピード感というものが活かせるようにできれば、と思っています。つきましては、何かこの目的を達成するために必要なサービスやアイディアがありましたら、是非ご教授願いたいと思います。まずは出来上がっている、「はじめに」「第七章」「あとがき」からオープンにしていきます。 これまでにあまり見られなかった試みで、わからないことだらけですが、いろいろ実験をしながら、日語圏ウェブの今後につ

    「シリコンバレーから将棋を観る」英訳、仏訳の進捗 - My Life Between Silicon Valley and Japan
    h_i
    h_i 2009/05/04
  • オープンソース的協力が成立する要件についての実験と考察 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    拙著「シリコンバレーから将棋を観る」の英訳、仏訳プロジェクトがスタートした。「何語に翻訳しても自由」と宣言したのが4月20日、発売が4月24日で、それからまだ一週間である。将棋の世界の方々からも、このスピード感に驚いた、という感想をいくつかいただいた。僕自身も、予想外の展開だ。まだ英語については、英語ができる人の母数が多いから、時間はかかるだろうけれど立ち上がるかなとも期待していたが、仏訳プロジェクトについては想像を超えていた。リーダーの山田さんの仏訳プロジェクト発足宣言を読んで内心心配していたのは、ずっと誰も手を挙げない可能性だったが、すでに三名のメンバーとともにプロジェクトが始動している。 「ウェブ進化論」以降の一連の著作の中で、オープンソース現象や、オープンソース的協力の可能性について論じてきた。そして、同時代的に実験が続いていてまだ解がはっきりわかっていない「オープンソース的協力の

    オープンソース的協力が成立する要件についての実験と考察 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 厳しい時代だからこその「文化の力」 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    ちょうど半年前に、こんな文章を書いた(「新しい挑戦と変わらぬ日常」) 。 仕事と休暇を兼ねてやってきたパリでこの原稿を書いている。 1994年10月22日、私は東京での生活を引き払い、シリコンバレーにやってきたので、先週水曜日で丸14年が過ぎたことになる。振り返れば「前半の7年間」と「後半の7年間」は、まったく異なる経験だった。インターネット勃興(ぼっこう)期の興隆の中に身を置いて高揚感の中で激しく仕事をした「前半の7年間」の最後に、2001年9月11日の同時多発テロが起きた。「後半の7年間」は、エンロンの破綻(はたん)、アフガニスタン、イラクで始まった戦争、そしてこのたびの世界金融危機と、渡米時に思い描いていた明るい未来のイメージとは違う思いがけないことが、次から次へと起こり続けた。・・・・・・ ビジネスの最前線で思いがけないことばかりに直面し、何とか知恵を絞ってサバイバルを試み続けた「

    厳しい時代だからこその「文化の力」 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 「観る」ことと「する」こと「生きる」こと - My Life Between Silicon Valley and Japan

    「ものぐさ将棋観戦ブログ」で、拙著「シリコンバレーから将棋を観る」を早速読んで取り上げていただいた。「「観る」という行為は実は恐ろしく深いのだ」を読み、何だかいくらでも語り合えそうな気がしてきて、ブログを始めた頃の楽しさを思い出したので、思いつくままに、そのテーマとなっている「観る」と「する」について書いてみよう。 単純化すると「観る」というのは客観的な行為、「する」というのは主観的な行為である。人は結局自分の人生を生きなければならない。あくまで生きるというのは自分自身の主観的な行為である。自分でしなければどうしても身につかないということは確かにある。だから「する」(生きる)という行為は尊い。だが、そこに客観的な「観る」行為が欠けるのならば、自分を失ったり自分の狭い価値観に閉じこもることになってしまう。 ふと思いだしたのが、将棋ではなくてラスベガスのことだ。 アメリカに来てまもない頃、初め

    「観る」ことと「する」こと「生きる」こと - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 「シリコンバレーから将棋を観る」いよいよ発売です。 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代 作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/04/24メディア: 単行購入: 95人 クリック: 1,178回この商品を含むブログ (162件) を見るアマゾン、紀伊国屋BookWebにも在庫が入り、いよいよ発売となりました。リアル書店にも、早いところで今日から店頭に並ぶ予定です。 書の登場人物の一人である渡辺明竜王のブログで、早速こんなふうにご紹介いただき、ありがとうございます。数日前にできた書の見をお読みいただいた上でのメッセージなので、なおのこと嬉しく思っています。 これまで将棋にあまり縁のなかったid:reikonも、ゴールデンウィークに読んでくれるとのこと。書は将棋をテーマにしていますが、将棋と縁のなかった人にもぜひ読んでほしいと思っている一冊です(そういうタイプの人は、第一章をあとまわしにして第二章

    「シリコンバレーから将棋を観る」いよいよ発売です。 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 「将棋を観る」ということ - My Life Between Silicon Valley and Japan

    名人戦第二局は大熱戦の末、後手郷田九段の勝利に終わって1勝1敗。さあこれからますます面白くなる。夏に向けて名人戦はぐっと盛り上がっていくことだろう。 名人戦は竜王戦と同じ二日制だが、持ち時間がそれぞれ一時間多く(名人戦は9時間、竜王戦は8時間)、しかも二日目に30分の夕休憩があるので、竜王戦の終局が午後7時から7時半頃なのに対して、名人戦の終局は午後9時半から10時の間くらいになる。局は両者一分将棋となって、午後10時8分の終局だった。 シリコンバレーは夏時間だと日との時差は16時間なので、名人戦ならば、午前4時頃に起きれば、それがちょうど日時間の午後8時なので、終局に向けての佳境の場面をちょうどライブで観戦することができて楽しい。 今日の名人戦第二局は、立会人が加藤一二三九段で、副立会に高橋九段と深浦王位、解説役の鈴木八段と、錚々たる棋士たちが控え室で検討していて、その検討経過が

    「将棋を観る」ということ - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 新著「シリコンバレーから将棋を観る」は、何語に翻訳してウェブにアップすることも自由、とします。 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代 作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/04/24メディア: 単行購入: 95人 クリック: 1,178回この商品を含むブログ (162件) を見る今週末から書店店頭に並ぶ拙著「シリコンバレーから将棋を観る」ですが、「将棋を世界に広める会」の理事の方のブログから、こんなトラックバック 日国内では(将棋を知らない人にも)将棋に興味を持ってもらうのに、大いに意味があるでしょう。竜王戦のウェブ観戦記もとても興味深い内容でした。将棋を世界に広める観点からどれくらい効果があるかわかりませんが。あ、このが英訳されれば大きな意味があるかもしれませんね。 をいただきました。たしかにこの日語のが日で出版されるだけでは「世界に広める」との接点はありません。しかし、世界で将棋を指す人は桁違いに増えてきているとのこともあり、僕自

    新著「シリコンバレーから将棋を観る」は、何語に翻訳してウェブにアップすることも自由、とします。 - My Life Between Silicon Valley and Japan
    h_i
    h_i 2009/04/21
    "むろん、何が起きるかはわかりませんが、将棋のグローバル普及という文脈で何か面白いことが起きれば"
  • 新著「シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代」4月25日刊行 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    いよいよ名人戦が開幕し、将棋界も新しい一年のスタートです。今年度も、シリコンバレーから将棋を観つづけていこうと思います。 4月25日刊の新著「シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代」、アマゾン、紀伊国屋等で予約が始まりました。 「将棋を観る」楽しさや「生きていくうえで大切な何かを将棋から得ること」が、書のテーマです。ベストを尽くして書きました。ぜひ手にとっていただきたいと思います。 将棋を「観て楽しむ」ための資格なんて、どこにもないのである。 誰でも、明日から「指さない将棋ファン」になれるのだ。 将棋から一度は遠く離れたけれど将棋の世界が気になっている人、将棋は弱くてもなぜか将棋が好きで仕方ない人、将棋を指したこともないのに棋士の魅力に惹かれて将棋になぜか注目してしまう人……。 そんな人たちに向け、素人でも感じ取れる将棋の魅力、そして棋士という素晴らしい人たちの魅力を描くことで、「

    新著「シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代」4月25日刊行 - My Life Between Silicon Valley and Japan
    h_i
    h_i 2009/04/11
    "知のオープン化と勝つことの両立" "ネットの優位を活かす人体実験"  "リアルタイム観戦記と「観る楽しみ」のゆくえ"
  • ドッグイヤーで生きること、そしてそのスローダウン - My Life Between Silicon Valley and Japan

    ドッグイヤー、七倍速。 軽い気持ちで使う分にはいいのだが、真剣に考えると、この言葉はおそろしい。 1996年に生まれたジャックが、13年後の今2009年には、年老いて、足が少し弱り、寝ている時間が長くなった(相変わらず最高にかわいいけどね)。 それが物のドッグイヤーだ。 僕が1994年にシリコンバレーに来て以来、このドッグイヤー・スピードに人間や組織はついていけるのだろうか、ついていけなければ負けるのだろうけれど、ついていけたとして何年くらい持つのだろうか、ということをずっと考えてきた。90年代から何度も何度もそのことを書いてきた。 短距離走のスピードを落とさずにマラソンを走ることができるのか、仮にできたとして何キロのところで倒れるのか、というような問いである。 途中で倒れる人や組織はたくさん見てきた。 異様なスピードで成長するベンチャーの草創期に四年間籍を置き、その間働きづめで、通勤途

    ドッグイヤーで生きること、そしてそのスローダウン - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • ベルサイユ宮殿の棋士たち - My Life Between Silicon Valley and Japan

    ベルサイユ宮殿の棋士たち - My Life Between Silicon Valley and Japan
    h_i
    h_i 2008/11/09
  • 水村美苗「日本語が亡びるとき」は、すべての日本人がいま読むべき本だと思う。 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    とうとう、水村美苗の長編評論「日語が亡びるとき」がになった。 書の冒頭の三章(280枚)が「新潮」9月号に一括掲載されたのを一気に読み感動してから数か月、待ちに待った刊行である。 日語が亡びるとき―英語の世紀の中で 作者: 水村美苗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/05メディア: 単行購入: 169人 クリック: 12,657回この商品を含むブログ (459件) を見るこのは今、すべての日人が読むべきだと思う。「すべての」と言えば言いすぎであれば、知的生産を志す人、あるいは勉学途上の中学生、高校生、大学生、大学院生(専門はいっさい問わない)、これから先言葉で何かを表現したいと考えている人、何にせよ教育に関わる人、子供を持つ親、そんな人たちは絶対に読むべきだと思う。願わくばこのがベストセラーになって、日人にとっての日語と英語について、これから誰かが何

    水村美苗「日本語が亡びるとき」は、すべての日本人がいま読むべき本だと思う。 - My Life Between Silicon Valley and Japan
    h_i
    h_i 2008/11/09
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