2014年11月07日10:27 by jyoshige 専業主婦も終身雇用も割と最近の流行りもの カテゴリその他 政治とか雇用とか全然興味なかったけどなりゆきで最近議員になっちゃいました的なセンセイ方へのレクチャーを書いておこう。超がつくほど基本的なことなので普通の人は読み飛ばしてもらってOKだ。 もともと日本は雇用の流動性の高い社会だった。それは明治に制定された民法で「解雇は2週間前の通告だけでいつでも可能」となっていることからも明らかだし、戦争中は国家総動員法で労働者の勝手な転職を禁止しなければならなかったほどだ(従業員移動防止令等)。 ついでに言うと、本来、日本は実力主義の色濃い社会でもあった。戦前の緒方竹虎は38歳で朝日新聞社の取締役になっているし、戦後も田中角栄が郵政大臣として初入閣したのは39歳だ。 ところが、高度成長期に新しい流れが起こる。日本が実質成長で毎年10%近くも成
2014年11月09日13:28 カテゴリ経済 増税を延期しても景気はよくならない まさかとは思うが、消費税の増税を延期して解散という話が、自民党内でも検討され始めたようだ。政局はよくわからないが、今まで何度も書いた常識的な事実をおさらいしておこう。 1.景気悪化の最大の原因は消費増税ではない:1997年の4~6月期と比べて、今回のほうが消費の落ち込み幅が大きい。増税率はほとんど同じなので、これは論理的には増税以外の要因が大きいことを示している。図1でもわかるように、生産指数のピークは今年1月であり、4月に大きく落ち込んだわけではない。景気の悪化している最大の原因は、人手不足やエネルギー価格上昇などの供給制約である。 図1 鉱工業生産指数 2.増税の影響は一過性である:図2のように1997年の4~6月期には成長率がマイナスになったが、10~12月期にはプラスに回復した。98年に入ってGDP
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