今回のテーマは、飛んでいる飛行機を別の飛行機から撮影するときのアングルについて。人間のモデルさんなら、ポーズをつけてもらうことでより美しく見えるアングルを探して撮影できるけれど、お互いに空中を移動している飛行機の場合、簡単にポーズをつけるわけにはいかない。被撮影機とカメラ機は、かなりのスピードで相対的な運動をしながら飛んでいるから、自由にポーズをつけるのは難しいのだ。 1936年製のクラシック・グライダー「ミニモア」(現存する飛行可能な5機のうちの1機)を、埼玉県熊谷市妻沼滑空場の上空で撮影した。真後ろからのアングルを狙ったのだが斜め後ろからの写真になった。撮影機とミニモアの飛行方向を80度位交差させて、すれ違う短い時間に横を向いて撮影した。撮影機にはプロペラがあるので、前方は撮影できないからこうなる 一番簡単なのは被撮影機には水平直線飛行をしてもらい、カメラ機が被撮影機の周りを動いていろ