「思春期」と聞くと、ティーンエージャーの時期と思いがちですが、実は、小学校の中学年あたりから、助走は始まっています。「AERA with Kids 秋号」(朝日新聞出版刊)では、小学生の思春期に対する親の対応を、専門家たちがさまざまな視点からアドバイスしています。その中から、子どもたちの変化で気をつけたいポイントを紹介します。 * * * 「今までは学校や友達のことをよく話してくれたのに、最近はなんだか無口。こちらから聞くと、なんだかめんどくさそうで無愛想になった」「きちんと整理整頓するタイプだったのに、最近では部屋や机の上が物置状態!」「最近、まわりの目をすごく気にするようになった」……。 それまでは純粋で元気な子どもだったのに、小学生4年生あたりからわが子のこんな変化を不安に感じる親は多く見られます。親は戸惑いますが、もしかしたら、そろそろ思春期の前触れなのかもしれません。 一口に