行ってきましたのでメモ。 富野 富野「さん」だそうです(色んな肩書の方がいるので、「さん」に統一したいという高野氏の意向)。まさか、「さん」ではなくて、こういう先生方とご一緒に、こういう壇に立つ、っていう様な地獄を見るとは思いませんでした(会場苦笑)。アニメ屋の人間というのは、もっと卑屈に扱っておりますので、こういう形でお話してもらうのは、本当にありません。が、高野先生…あ、「先生」っていっちゃいけないんだね。 高野 あ、いいです。 富野 すいません、やはり高野「先生」になります。お話をお伺いして、色々考えませんでした。色々考えませんでした、っていうのは、僕が基本的に「機動戦士ガンダム」の様な作品を作る、原作と監督の様な立場をやれる様になったというのは、実を言うと僕が宇宙旅行にしか興味がなかった子供だった、っていう事がありまして。今日はここでお話するに至って改めて、自分の宇宙旅行にいつ興味
「だから,日本の深夜アニメはつまらない」ガンダムの父・富野由悠季氏の講演をムービー込みで掲載 編集部:Guevarista Taipei Game Show 2008に併設されたイベントの一つに,「亜洲青年動漫大賽」(アジア青年アニメコンテスト)があった。台湾ではそのノミネート作品がテレビ放映され,会場では「国際動漫作品館」ブース(撮影禁止)のスクリーンで順次上映されていた。このイベントに作品の講評と講演のために招聘されたのが,アニメ「機動戦士ガンダム」の父として名高い富野由悠季氏である。 そして,Taipei Game Show 2008の二日目となる1月25日の10:00AM(現地時間)から2時間にわたって,「捕捉大師光芒」(大先生の偉業を受け止めよう)という副題のもと,未来のクリエイター達に向けた氏の講演が開講された。 その内容は,事前に告知されていたものとかなり異なり,富野氏の長い
今回ご紹介するのはアニメージュ2000年5月号に掲載された富野インタビュー。 ∀ガンダム放送終了直後のインタビューで、特に演出上の事柄について語っている。 『∀ガンダム』の放送が終了した。 『∀』はとてもオーソドックスで、それ故に、孤高の雰囲気を持っていた。 富野由悠季監督インタビューを通じて、その稀有な作品の到達点を探る。 「君は、アニメって結局、どういう表現方法だと思う?」。 AMを読んでいるあなたは、こんな質問をされたり、自分で考えたことはあるだろうか。ずいぶん漠然とした質問だけれど、それだけにこの質問はロールシャッハ・テストのように、あなたの持っている「アニメ観」を浮かび上がらせるだろう。 もちろん、ロールシャッハ・テストと同様、この質問にも正解などない。だが、『∀ガンダム』の最終回「黄金の秋」のラスト5分間は、間違いなくこの曖昧で、その分だけ本質的な質問を考えるための
微妙に改行やら誤字脱字、句読点を直してあります。 ――監督が構想中の新作のコード名は「Gレコ」というんですよね? それには、宇宙エレベータが舞台になっていると聞きましたが? 富野:いや、メインの舞台に考えているけど、それだけの話ではないんですよ。でも、ガンダム系の企画を考えるのがぼくの宿命になっていると思い込みがあるので……(笑)。ずっと考えていたことがあるんです。つまり、「∀ガンダム」以後、何をどう考えてもパッとしない。それで苦し紛れに、宇宙エレベータのことを調べてみたら、物事の根本的な問題を考えなければならなくなった。たとえば、 「宇宙移民は液体ロケットであり得るのか?」 「なぜ、宇宙移民をするのか?」 といったような問題です。 30年以上前のアニメの設定なら“人口が増えすぎたから宇宙に移民した”で済んだ。けど、基本的なことを考えると、人が遠くに行くことができるようになるには、行く先に
石脇 大河原さん、ここに椅子がもう一つあります。実は予定していなかったんですけど、スペシャルゲストをお招きしたいと思います。監督どうぞ(会場笑)。すいません、ちょっと急にお呼びしてしまって。 富野 これ(富野トークショーの貼り紙)の延長できたから、こういうつもりでいますんで。一つだけ、お台場以来なんですよ、この人に会うの。 大河原 こないだの忘年会…。 富野 去年、あれは、内々のことだから、皆さんの前でいう事じゃ…。 大河原 ああ、はい。 富野 なので(笑)、という事にして。どういう話をしていたんだっけ? 石脇 大河原さんの過去の作品を…。 大河原 世間では仲が悪いって言われてるんですよ。私と安彦さんと監督が、一般に仲が悪いと。 富野 っていう話を本当に今しがた聞いて。もし本当に仲が悪かったら、40年仕事しません。ガンダムの前から、その前からのつきあいですからね。ただ一般の世間の人が仲が悪
2011年08月28日23:44 カテゴリ富野関連 キャラホビ2011 富野由悠季トークショー レポート キャラホビ2011の富野由悠季トークショーに行ってきましたので、そのまとめ。 文字おこしはこちらでされておりますので要点だけ。 ・ゲストは中須賀教授。研究で打ち上げた小型衛星の話などの紹介。 宇宙開発の経験を頼り、新企画のアドバイスをもらっているとのこと。 ・富野監督の新作は、まだ企画段階でアニメ化は未定。 詳細は9/10発売の新雑誌・ニュータイプエースで。 本人はノベライズを書きたい様子。 ・3.11の原発事故を受けて企画を練り直し中とのことで、煮詰まっていない点も多そうでした。 ・新企画は宇宙もので非ガンダム。 現実の物理法則や(ロボットの)電力の問題も舞台設定にとりいれ、 作品を見た子供たちが2,30年後に原発よりはまともなシステムを作れるように、 将来の目標となるような作品にし
石脇 改めまして、ガンダムAの編集長の石脇です。宜しくお願いします。これから角川書店ガンダムAプレゼンツのステージを、やらさせて頂こうと思ってるんですけど、まぁ…あの大監督ですので、どんなトークショーになるのか…。はっきり言って私、コントロール出来る自信ありません。予測不能なんですけど。台本とかも書いたんですけど、全く、その台本が意味を成さない事が分かりつつある、という所で、ぜひお楽しみください。それではお呼びしましょう。富野由悠季監督です。どうぞ。 富野 司会者の方からは、今の様な、とてももったいない様なご紹介を頂きましたが…過去の名声だけで生き延びている富野でございます。宜しくどうぞ。 石脇 監督今回、「ガンダム世代への提言」で対談本を…。 富野 それも僕にとっては今までの仕事のメモですから、現在進行形のものではありません。全て過去のものでございます。 石脇 まぁまぁ、この対談本は3冊
宇宙に浮かぶ、ひとつの小惑星。 ただいま地球方面へ向かって進んでおります。地球に激突するかどうかはまだわかりません。 このとき、小惑星は画面の右・左どちらの方向へ向かって進んでいるでしょうか? また、If もしも、地球にこの小惑星が落下してしまうとしたら、小惑星は画面の右下・左下どの方向へ落ちていくでしょうか? 何かの心理テストのようですが、この先の話がより楽しくなると思いますので、ここで少しイメージしてみてください。 ……脳内の宇宙に、小惑星が横切りました? では、いきましょう。 富野由悠季監督の映像技術書『映像の原則』が、『映像の原則 改訂版』として発売されることになりました。『映像の原則』は2002年出版だそうなので、10年後での改訂ということになるようです。 内容は本当に「原則」の話なので、読んでから実際に映像を扱ったりしないと、本当の体感として自分のものにならない類のものだと思い
あー、すったもんだがありましたが。 やっと黙ってなくて済むわ。 富野由悠季 Earthling2011スペシャルトークが配信されない感想 - 玖足手帖-アニメ&創作- と、 「富野監督の講演会の動画配信がされてないのは、言論弾圧があったからか?」っていうブログを書いたら、アクセスアップして、運営側に読まれて、「本当に事故だったので、ブログに書いてあるように録画してるなら、ファイルを下さい」ってメールが来た。快く助けた。俺は優しいな。 うん。一応、最初に言論封鎖を疑った事を謝った。疑うのはしかたないことだって、快く許された。よかった http://www.ustream.tv/recorded/16730520 ※8月18日追記:視聴者の方が残して下さっていた音声と映像からスペシャルトークを再現することができました。登壇者である富野監督の承諾もいただき /これ、提供したのは俺な。なんかメール
rec 視聴数: 652 2011/08/17 16:05 7/31 7-1 Earth Dialog... rec 視聴数: 1028 2011/07/31 17:52 7/31 6-6... rec 視聴数: 72 2011/07/31 17:18 7/31 6-5 水谷孝次(MERRY... rec 視聴数: 64 2011/07/31 16:54 7/31 6-4... rec 視聴数: 66 2011/07/31 16:37 7/31 6-3 瑳山ゆり(写真家 /... rec 視聴数: 38 2011/07/31 16:19 7/31 6-2 北山耕平(文筆家 /... rec 視聴数: 181 2011/07/31 15:49 7/31 6-1... rec 視聴数: 29 2011/07/31 15:39 7/3
言論の自由の保証は、富野監督であっても危ういという事が、今回の講演の不自然な配信停止で実感出来た。 また、世界全体に発言する、リアルタイム生放送でネットワーク配信するという事のギリギリのラインを富野が見せてくれたと思う。 地球について、全地球視野で発言するなら、「人口を減らすのが理想」「民主主義は失敗した」という意見も隠さないのが、言論の自由が保証された日本国という世界的に恵まれた国の良さのはず。だから富野は危険思想も隠さず叫んだ。 他の発言者の方は、運営に原稿を渡して読んだが、富野はほぼフリートーク。後半は質問コーナーでアドリブ。 学者の中のアニメ屋だから、開催者は「ガンダム人気が呼べるなあ。たいした話はせんだろう。フリートークで任す」と思ってたのでは? で、富野荒ぶる。 これくらいの事件になる。問題発言をその場で止められずに、一週間も配信停止して発言の真意を確かめるという事態になってる
EARTHLING 2011 - 地球人大演説会 Think the Earth | EARTHLING 2011 地球人大演説会 | 日時:2011年7月30日(土)、31日(日) 開場:9:15 開会:10:00 場所:慶應義塾大学 日吉キャンパス 協生館 藤原洋記念ホール 主催 : Think the Earthプロジェクト + イベント実行委員会 共催 : 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科/メディアデザイン(KMD)研究科 で、7月30日土曜日、日本時間18時20分頃から、我が敬愛する富野由悠季(主にガンダムとかバイストン・ウェルなどのアニメや小説や詩を作ってる人)が出た。 んで、その講演会は3月の東日本大震災がなければ4月に開催されたはずなので、チケットは買ったのだが地震で中止になり、私も転居したために、USTREAM配信で見た。 それはいいと思
今回ご紹介するのは、アニメージュ88年4月号に掲載された富野インタビュー記事。 この号では「逆襲のサンライズ'88」と銘打たれた、 「逆襲のシャア」と「ガンヘッド」を軸としたサンライズの特集記事を掲載している。 その中の記事の一つとして、「逆襲のシャア」の公開直前の富野のインタビューがある。 しかし、このインタビュー、「逆襲のシャア」に直接関係するものではなく、 当時の社会問題などについて富野に質問をぶつけてるという非常に興味深い物。 当時からぶれることのない富野の考えが垣間見えている。 富野由悠季「現代日本」を語る 時代の無節操と「逆襲のシャア」 「無敵超人ザンボット3」以来、富野由悠季がサンライズにおいて作り続けてきた、人間ドラマを重視したリアルロボットアニメの数々。そして、その根底となっていたのが富野監督自身が持つ社会観、人生観であった。 「逆襲のシャア」においてもそれはかわらない
今回ご紹介するのはアニメージュ82年5月号に掲載された富野資料。 ザブングル第1話の演出意図について、富野が自らの口で語っています。 いまだから『戦闘メカザブングル』第1話を語る RA(ロボットアニメ)のタブーに挑んだ富野由悠季オドロキ演出術 新感覚RAとして、いまや人気ウナギ昇りの『ザブングル』。とくにユニークだった第1話ラストシーンには、こんな秘密とねらいがかくされていた! AM 『ザブングル』は過去のRAではタブーとされていた約束事を大胆に破っている。たとえば、主人公は2枚目の正義漢じゃない。で、それが作品のいたるところに発見できてじつにたのしいわけですが、とくに第1話でザブングルが2台でてきたのには正直いってびっくりしました。「これはなにかあるな」という感じがしたんです。 富野 そう感じてもらえればうれしいですね。じつはあるファンからも同じことをいわれて、気づいてくれる人もちゃんと
前回の続き。 今回は今川泰宏氏、高橋良輔氏、遠藤明範氏、ゆうきまさみ氏、 以上4人が登場する後半部分。 富野と共に当時のサンライズを支えていた両輪といえる、 高橋良輔氏の「富野イズム」解説が非常に腑に落ちる所があって面白い。 「逆襲のシャア」をはじめて見たときに泣いたんですよ。それは、ぼくが富野監督の下で演出とかコンテを書いていたころに富野監督が(チェックした)コンテに書いてきたメモや注意書きの意味がそのときいっぺんに分かってしまったからなんです。当時は、富野監督が書いたメモの意味が自分でも理解できなかったし、それをアニメーターに正確に伝えることができなかったんです。自分なりに一生懸命やっていたんですが、それでも富野監督の意図を何分の1もフィルムにあわらすことができなかったんだと思いました。「逆襲のシャア」は、それまでの富野監督の劇場作品とはちがって、百パーセントオリジナルの映画です。その
前回の記事の続き。 富野自身が自らの演出について語っていた第一部とちがい、 今度は関係者8人が語る「富野イズム」についての解説。 今回はまず、押井守氏、田中芳樹氏、会川昇氏、星山博之氏、 以上4人の「富野イズム」解説。 特に文章は短いけど星山さんのコメントにはなる程と思わされました。 それぞれの視点で8人が立体的に語る富野イズム ひとりの作家について正確に語るということはたいへんに難しいことである。 それこそ見るひとによって、さまざまな見方がある。見方がちがえば同じ作家について正反対の受けとり方がされることもある。ましてや、その作家自身が多面的な魅力をもっているとあればなおさらである。だから、なるべき多くのいろいろな立場の人の意見を聞くことが大切なことだといえるだろう。 ここでは、富野監督へのインタビューにひきつづき、富野イズムをより立体的にとらえるために、富野作品にスタッフとしてか
今日は以前にちらっと書いた富野演出そのものがテーマの富野資料。 ちょうどF91が公開された頃、アニメージュ91年4月号に掲載されたもの。 「THE富野イズム」と題された記事は、 富野自身のインタビューと関係者8人による「富野イズム」の解説という二部構成になっている。 今日はまず富野インタビュー部分から。 それにしても昔のアニメージュは良い仕事しているね。 昔のニュータイプがアニメにとらわれない枠で紙面構成をしていたのに対し、 昔のアニメージュは深くアニメ業界を掘り下げる感じ。 両者ともに特徴があって色分けされていたのに今ではもう・・・。 こういう紙面構成って今時はもう無理なのかなぁ。 THE富野イズム それは「ガンダム」における娯楽である。 「ガンダム」シリーズの生みの親であり、今回の「F91」の監督でもある富野由悠季さん。 彼は現在のアニメ界におけるもっとも強烈な作家性とそれにみあう
映画 <長々と「Ζ」「Vガンダム」の話をした後> 庵野 あの、僕、「逆襲のシャア」って凄く好きなんですよ。 富野 (戸惑い)ああ、ありがとうございます。 庵野 スタッフとして参加していたんですけど、コンテをある程度見ていたにも関わらず、最初に見たときには全然わからなかったんですよ。その後、富野さんと同じ監督という業種を経験して、ようやくわかったような気がしたんです。いや、馬鹿でしたね。 小黒 アニメ業界に目をやると、多いんですよ。「逆襲のシャア」が好きだっていう人が。その人達の意見をまとめられないかと思って、この本を作ってます。 富野 (笑)好きだなァ、とも思うし、お世辞じゃなくて、ありがたいとも思うし………そうですか? 逆に、そこまで好かれているなんて全然聞こえてこなかったし、ひとりで、ヒネていたんですよ。 庵野 全然、聞こえてこないっていうのも不思議なんですよね。公開当時は、山賀くんと
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