人類の進化と言えば,オレが子供のころには,サル(との共通の先祖)→猿人(アウストラロピテクスとか)→原人(ピテカントロプスとかシナントロプスとか)→旧人(ネアンデルタール人)→新人(クロマニヨン人)と,まるで昆虫の変態みたいな一本道の説明がされていたような気がするのだが(オレは確かそういうマンガの本を持っていた),最先端の研究によれば……いや言われてみれば当たり前なんだけどもっと遥かに複雑なんである。 以前ディスカバリーチャンネルで観たように初期の現生人類とネアンデルタール人はヨーロッパの一部で共存し交雑していた時期があるというし,その現生人類の出自に限ってもアフリカで発生した一種が爆発的に広まったという出アフリカ説と,既に世界中に分布していたホモ・エレクトスからそれぞれの地域で進化したという多地域進化説があって云々カンヌン。ややこしいと言えばそうだがそのスジの人(どのスジだ?)にとって