トランシーバーでの通話が8~9割減 大勢の親子連れでにぎわう8月のある平日、羽田空港の第2ターミナル。出発便がピークとなる朝夕は、羽田から各地へ向かう出発便の準備が同時に20便並行で進む。各搭乗口担当(GI)のスタッフやスーツケースなどの受託手荷物を貨物室に載せる搭載担当(FI)、オペレーションセンターで全般的な指揮を執る出発工程管理担当(PI)など各担当者の忙しさもピークとなる。 「BOD(搭乗)OK出ました」「L2(左側の2つめのドア)クローズいかがでしょうか」「受託(手荷物)ゲートから無しのトータル46でお願いします」――。現場を担う搭乗口と搭載担当者との間でテンポ良く会話が交わされる。ただ、少し前まで見慣れていた空港の光景と違うのは、スタッフがトランシーバーで通話する光景がほとんど見られなくなったことだ。代わりに現在は、上述のようなやり取りがパソコンやスマートフォン(スマホ)のチャ
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