トップインタビュー・対談世界で2900万部売れた中国SF『三体』。女の子にベルトで殴り殺されるショッキングなシーンから始まる壮大なSF物語〈大森望さんインタビュー〉 中国SFのベストセラー『三体』シリーズの文庫化が遂に始まった。世界で2900万部、日本では単行本の三部作累計100万部突破という大ベストセラーとなった劉慈欣(りゅう じきん)による『三体』は、本国中国ではすでにテレビドラマ化され日本でもWOWOWオンデマンド、U-NEXTなどで【梅】現在配信中。またNetflixでも『ゲーム・オブ・スローンズ』のクリエイターチームが映像化し現在絶賛配信中と、中国SF『三体』の盛り上がりは継続中である。 本記事では『三体』祝文庫化ということで、本作の翻訳者の一人であり書評家の大森望さんに『三体』の魅力についてお話をうかがった。 世界的ベストセラーSF『三体』日本版刊行まで ――2019年に早川書