スナック菓子「カール」の販売終了の発表を受け、鉄道ファンが気をもんでいる。藤沢と鎌倉を結ぶ江ノ島電鉄で四半世紀にわたり、カールのキャラクターをあしらった広告電車が走ってきたからだ。「おなじみの電車も見納め」と、カメラを向ける人も多い。 “カール電車”は車体に麦わら帽子姿の「カールおじさん」や動物たち、江の島や大仏が描かれ、目立つ存在。5月下旬に販売終了が報じられると、会員制交流サイト(SNS)には「カール号はどうなる?」と心配する声が躍った。 江ノ電によると、今のところ販売元の明治から広告打ち切りの連絡はなく「今後は決まっていない」。その明治も、取材に「まだ検討段階」と回答。ただ「広告電車は商品を売るためのものなので…」とも話し、遠からず消えゆく可能性をうかがわせた。 清涼飲料や衣料品などをPRする江ノ電の広告電車は1980年代に本格化。朱色や紫、金色のような派手な車体色には賛否の声
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