11日、中国・酒泉衛星発射センターで、「神舟10号」に搭乗する飛行士たちを激励する習近平国家主席(右)=新華社・共同 【北京=佐藤大】中国の有人宇宙船「神舟10号」が十一日午後五時三十八分(日本時間同六時三十八分)、内モンゴル自治区の酒泉衛星発射センターから長征2号Fロケットを使って打ち上げられ、予定の軌道に乗った。二〇二〇年に独自の有人宇宙ステーション建設を目指す中国は、米国、ロシアと並ぶ「宇宙大国」構築に向け計画を加速させている。 中央テレビなどによると、中国は〇三年に有人宇宙船の打ち上げに初めて成功し、今回は五回目。二度目の飛行となる聶海勝氏(48)が司令長を務め、同国二番目の女性飛行士、王亜平氏(33)ら計三人が搭乗した。十五日間の飛行中、小型宇宙実験機「天宮1号」とのドッキング実験を繰り返し実施する。
ロシア・チェリャビンスク州上空で爆発、落下した隕石(いんせき)について、米航空宇宙局(NASA)は十六日、地球に至る推定軌道を公表した。太陽に近い所では金星軌道付近、遠い所では火星軌道の外側を通る楕円(だえん)軌道で、一周するうちに二回、地球の軌道と交差する。 この楕円軌道は、日本の探査機「はやぶさ」が砂粒を回収した小惑星「イトカワ」の軌道に似ている。NASAの専門家は隕石が地球大気圏に突入する前の大きさを直径約十七メートル、重さ約一万トンと推定。イトカワと同様の「地球近傍小惑星」だったとみられる。この小惑星は地球の地表面に対して二〇度未満の浅い角度で、秒速十八キロ(時速六万四千八百キロ)の猛スピードで大気圏に突入。ロシア上空の高度十五~二十五キロで爆発、分解したとみられる。
日暮れが早くなり、空気が澄んできた。天体観測に最適な秋。元祖「宙(そら)ガール」の篠原ともえが星空を案内する番組が、TOKYO FMで始まった。テレビ東京は、世界初の移動式プラネタリウム「スペースボール」を十二月十五日から東京国際フォーラムに設置する。宇宙に魅せられた放送局を紹介しよう。
松戸市立中部小学校の栽培委員会の児童らが九日、「松戸白宇宙かぼちゃ」と命名されたカボチャを収穫した。宇宙飛行士を務めた同市出身の山崎直子さんと一緒に宇宙を旅し、帰ってきたカボチャ(松戸白)の種をもとに増やした種で児童らが苗を作り、近くの農家が育ててくれた。 今年は四百二十個ほどが収穫できたが、猛暑が影響したせいか昨年よりやや小さいという。五年の男子児童(11)は「思った以上に重かった。苗への水やりと収穫作業が楽しかった」と話していた。
渋川市の日本カーリット群馬工場から化学物質が利根川に流出した問題で、県は二十日、国産ロケットH2型の推進剤として使われる過塩素酸アンモニウムの濃縮作業中に操作ミスによって引き起こされた事故だったことを明らかにした。同社は、異常発生時に設備が安全停止するシステムを構築し、流出防止に努めるという。 県によると、十八日午前八時半ごろ、気圧を下げて行う過塩素酸アンモニウム水溶液の濃縮作業で、本来、下げないといけない濃縮釜の温度を、誤って高いまま行い、吹き上がった水滴が排水に混入したという。利根川への過塩素酸アンモニウムの流出量は三十キログラムと推定している。県は再発防止へ向けて行政指導した。 (池田一成)
復興への希望にと、松戸市が東北や県内の東日本大震災の被災地に贈った「宇宙かぼちゃ希望の種」に対し、被災地の学校から礼状が市に届けられている。 宇宙飛行士を務めた松戸市出身の山崎直子さんと一緒に、米国スペースシャトルで地球と宇宙を往復したカボチャの種を栽培して種を増やし、「希望の種」として山崎さんらのメッセージを添え、四~五月に贈っていた。
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