日本初の宇宙飛行士は誰かという問いは、長きに渡って至る所で議論され続けてきた。 秋山豊寛氏か、毛利衛氏か。本稿では事実を見つめ直し、またJAXAへの質問と頂いた回答を基に、この問題について考えてみたい。 ペイロード・スペシャリストとコスモナーフト 毛利宇宙飛行士らを乗せたSTS-47エンデヴァーの打ち上げ。 Image credit: NASA 日本初の宇宙飛行士は誰かと言う問題をややこしくしている背景には、当時の宇宙開発事業団(NASDA)が1985年に毛利衛氏、向井千秋氏、土井隆雄氏の3名を宇宙飛行士として選んだにも拘らず、彼らがスペースシャトルに乗りあぐねている間の1990年に、TBSの社員であった秋山豊寛氏がソユース宇宙船でミール宇宙ステーションに行ってしまったという事情がある。この事から、「秋山さんこそが日本初の宇宙飛行士」、「いやいや正式に宇宙飛行士の肩書きを持って宇宙に行った
2012年08月23日 中国が自主開発したグローバル衛星測位システム「北斗」のサービス範囲が、年末までにアジア太平洋をカバーする。これに伴い、スマホを使ったタクシー呼び出し、都市部におけるインテリジェント化された動的ナビゲーション、心臓病患者の緊急通報機能など、人々の暮らしに役立つサービスが開始される。第一財経日報が報じた。 北斗は米国のGPS、ロシアのGLONASSに続く、世界で3番目の成熟した衛星測位システムであり、年末までにアジア太平洋地域をカバーし、同地域でのサービスを開始する。 北斗システムの衛星測位・位置情報サービス技術革新基地の発展計画審議会が22日、北京で行われた。同基地は青浦区西虹橋ビジネス区の本部基地に建設される予定。 同基地では今後3年間にわたり、キーテクノロジーの開発に力を入れ、地域的な衛星測位・位置情報サービス産業でブレークスルーを果たし、世界的な影響力を持つ知的
もうちょっと軟らかく、自転車2.0/3.0のことを。 基本的には自転車とリカンベントの両方に乗って、けっこうな性格の違いを感じている中から出て来た発想なのだが、最後にぐいっと後押ししたのがこれだった。 これはカナダのVarna handcycleという会社が作った、人力速度記録車「Verna Tenpst」という車両だ。男子人力一人乗り、200m区間というカテゴリーで、2012年8月現在、133.28km/hという記録を持っている。地上最速の人力車両だ。 「これにモーターアシストつけたらすごいことにならないか」と思ってしまったのである。 もちろんレコードブレイカーは公道を走る車両と色々違うから、そう簡単な話でもないのだけれど、それでもぎりぎりまで抵抗を減らすと人一人のパワーだけでもここまで速度を出せるということに感激し、それを一般化するにはどうすればいいかと思った時に、電動アシストという解
2010年6月、小惑星イトカワからサンプル採取に成功し、ブームとなった「はやぶさ」。続く「はやぶさ2」は一応開発が決定しているが、予算は決して潤沢にあるわけではない。「はやぶさ2」に関する文部科学省の概算要求額が73億円なのに対し、30億円まで削減された。一方、今回のテーマである準天頂衛星には106億円の予算が組まれた。 この事実に失望の声もあがり、一部ネットでは「『はやぶさ2』の予算が準天頂衛星に取られた!」と政府の姿勢に非難が集まった。2012年7月25日に開催された参議院の「社会保障と税の一体改革特別委員会」において野田首相は「はやぶさ2」の開発事業費について、2013年度予算での確保に前向きな姿勢を示してはいるが、準天頂衛星が優先されているという事実は否めない。 この「はやぶさ2」の予算問題で対極にあり、システム構築が進められている準天頂衛星とはどんなものなのか。なぜ政府は準天頂衛
来る9月12日(水)、宇宙の日の特別企画として「日の丸宇宙船」の意見交換会を下記の通り開催いたします。1992年9月12日に毛利衛宇宙飛行士が日本人として初めてスペースシャトルに搭乗してから20年が経過しました。20年間の日本人宇宙飛行士の活躍を振り返り、現在の日本の宇宙開発の現状を理解したうえで、これからの20年後を見据えて皆さんと一緒に考えてみたいと思います。 皆様のご来場を心よりお待ちしております。 記 1.日時:平成24年9月12日(水) 14:00から17:00(開場 13:30) 2.会場:日本科学未来館 3.プログラム概要: ■宇宙の日 記念講演 ■日本人宇宙飛行士の歩み ■意見交換会 4.申し込み方法:申し込みページ ※JAXA外部のページに移ります ※参加条件等は申し込みページをご確認下さい。 5.主催:JAXA有人宇宙ミッション検討のミエル化チーム(代表 髙橋伸宏) 6
小惑星の形を調べる小倉高(北九州市小倉北区)科学部の研究が評価され、小惑星の一つにこのほど「Kokura(コクラ)」の名が付けられた。生徒たちは「先輩たちの時代から続く取り組みが、星の名前に結びついた」と喜ぶ。今月には全国高校総合文化祭などで研究成果を発表したほか、来年5月に米国で開かれる高校生対象の科学フェアへの出場も目指している。 小惑星の多くは直径が小さく、地上の望遠鏡では形状を観察できない。このため、同部では05年から自転によって周期的に変わる小惑星の明るさをグラフ化した「ライトカーブ」を基に形状を割り出す研究を続けている。 生徒たちは、粘土で作った小惑星の模型に光をあててライトカーブを測定。実際の観測データに近づくように調整を繰り返して、これまでに五つの小惑星の推定モデルを作った。 同部は5月、これまでの研究成果を新潟市であった国際会議で発表。会議参加の記念にと、米国アリゾナ州に
Q. ロケット発射指揮者とはどのようなお仕事ですか? 発射管制室で仕事中の白石さん(中央) ロケット発射指揮者(LCDR: Launch Conductor)の仕事は、打ち上げ4日前から行われる発射整備作業の指揮を執ることです。発射整備作業とは、組み立てられたロケットの最終点検の後、ロケットを発射台へ移動して推進薬を充填し、打ち上げを行うことです。これらの作業は多くの作業員の連携が必要となりますので、LCDRは作業がスムーズに進むよう全体を把握し、作業の開始指示や終了の確認を行います。また、打ち上げ270秒前から自動カウントダウンが始まりますが、その開始ボタンを押すのもLCDRの仕事です。さらに、打ち上げ直前に何か異常があった場合に、緊急停止ボタンを押すのも私たちの役目です。 Q. 同時に行われるさまざまな発射整備作業をどのように把握するのですか? LCDRは、射点から約500m離れた地
トップ > 岐阜 > 8月23日の記事一覧 > 記事 【岐阜】 ブラックホールの謎を解く 東大宇宙線研究所長・梶田隆章さん Tweet mixiチェック 2012年8月23日 「神岡の人たちが研究に深い理解を示してくれる」と話す梶田隆章さん=千葉県柏市の東京大宇宙線研究所で 宇宙を伝わる重力波からブラックホールを直接捉える世界初の観測が、飛騨市神岡町の神岡鉱山で3年後に始まる。研究チームの中心は、神岡でニュートリノ観測の功績を挙げている東京大。カミオカンデ、スーパーカミオカンデに続く大型プロジェクトだ。坑内に設置する特殊な装置を2015年までに動かし始め、17年から本格観測に入る。東大宇宙線研究所長の梶田隆章さん(53)に、観測の意義や科学の魅力を聞いた。 ◆重力波のゆがみ観測 2015年にも開始 -重力波とは何ですか。 アインシュタインが存在を予言しました。一般相対性理論によると、質量
センサー、モーター製造の多摩川精機(飯田市、萩本範文社長)は航空宇宙部品事業で表面処理工程などの内製比率を拡大する。航空宇宙分野で求められる精度を実現できる表面処理やメッキ処理の専用設備を協力会社と共同で約11億円を投じて導入する。地域内で生産を完結できる体制を整えて効率化と工程管理の向上を図り、市場が拡大する同分野の受注獲得を目指す。飯田市内の協力会社2社と共同で設備を導入する。一般の表面処
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