東京電力福島第一原発事故で福島県から横浜市に自主避難した中学一年の男子生徒(13)が、市立小学生時代に避難者であることを理由にいじめを受けていた問題で、生徒の父親が九日、本紙の取材に応じた。いじめは避難直後から少なくとも四年に及んでおり、「学校がちゃんと対応してくれず、卒業式にも出られなかった。時間を返してほしい」と訴えた。 (志村彰太) 父親によると、一家は放射能の影響を恐れて避難。生徒は小学二年の二〇一一年八月、市立小に転入した。直後から同級生から「菌」や「放射能」と呼ばれたり、蹴られたりした。支援物資として提供された文房具を取られたこともあり、三年のころから休みがちになった。 さらに五年になると、「(原発事故の)賠償金をもらっているだろ」と言われ、ゲームセンターや観光地の同市みなとみらい地区で遊ぶ金をせがまれた。多い時には十人に十万円を支払い、一カ月半の間に計約百五十万円に上った。
台風10号豪雨などの被害のため、見学受け入れを休止している釜石市橋野町の世界遺産「橋野鉄鉱山」について、釜石市が年内の受け入れ再開を目指していることが9日分かった。 橋野鉄鉱山は8月末の台風10号と9月初旬の豪雨で近くの川が越流するなどし、見学エリアに土砂の流入や倒木、表土流失、護岸崩壊などの被害が出た。高炉跡の石組みや水路などに大きな損傷はない。隣接するインフォメーションセンターは断水で休館している。アクセス路の県道35号釜石遠野線は一部が崩落した。 資産の損傷箇所は土砂の撤去や土のうを積むなどの応急復旧が進んでいるほか同センターは井戸を掘って通水設備を整える方針だ。県道35号は遠野市側は通行止めが続くが、釜石市側は片側交互通行できる。
宮古市田老の善助屋食堂(赤沼克博店主)が16日、道の駅たろう地内に出店する。東日本大震災で被災し、高台の共同仮設店舗たろちゃんハウスで約5年間営業を経ての再起。新たなローンも抱えながらも決意した妻秋子さん(64)は「不安も大きいが、一生懸命頑張りたい」と気持ちを高める。人気の看板メニュー「どんこ丼」を掲げ、田老地区中心部に人を呼び込む力となりそうだ。 座敷やカウンターも設けた新店舗は木造平屋建て、床面積約90平方メートル。仮設店舗は先月31日から休業し、秋子さんと夫で店主の克博さん(73)、長男の善博さん(43)らが引っ越し作業を進めている。 同店は1948年、祖母の故ヨシさんが現田老球場敷地内に創業。看板メニューの「どんこ唐揚げ丼」は2010年10月に秋子さんが3カ月かけて考案した。漁師の克博さんが取ってくる新鮮なドンコを唐揚げにし、温泉卵と細かく刻んだシソ、あまじょっぱいたれで絡めたど
「ようやく話し合いのテーブルに着けると思ったのに…」。宮城県石巻市大川小津波訴訟で、市が判決2日後に控訴方針を示したことで、犠牲になった児童23人の遺族の期待は早々と裏切られた。市と県の控訴を受け、仙台高裁に9日、控訴した遺族の口からは、長引く法廷闘争への苦悩や不満、失意が漏れた。 仙台市内で記者会見した原告遺族の代理人が冒頭、「責任を真摯(しんし)に受け止めず、遺族にさらなる苦悩を与えた。到底、承服できない」とする声明を読み上げた。 6年生の長男大輔君=当時(12)=を亡くした原告団長の今野浩行さん(54)は「(判決で免責された)事前の備えと事後対応の不備は組織の問題。亡くなった先生たちを責める気持ちはない。教育委員会や校長の責任を認めてほしい」と訴えた。 6年生の三男雄樹君=同(12)=を亡くした佐藤和隆さん(49)は「市と県は『判決が確定すると今後の学校防災に大きな影響を及ぼす
奈良時代から使われる風呂敷のルーツ 現在はさまざまな素材や柄があり、多くのことに使われている風呂敷ですが、古くは、今とは異なる使い方もされていました。そんな風呂敷の歴史を学ぶべく伺ったのは、東京・原宿に店舗を構える風呂敷専門店「むす美」。 店内には色とりどりの風呂敷が並んでおり、季節に合わせたディスプレーが。見ているだけでも、かわいくて楽しいお店です。広報の山田悦子さんに風呂敷のルーツについて、教えていただきました。
「爆買い」の終焉(しゅうえん)が、訪日客ビジネスの環境をがらりと一変させている。中国人観光客の旺盛な購買意欲を当て込んできた小売り各社が、相次ぎ方向転換を決めた一方、旅行や宿泊などの業界では日本ならではの体験を提供して商機をつかもうとする動きが加速している。新たなステージを迎えた訪日客ビジネスのキーワードは、「モノからコトヘ」だ。 目指すは固定客 「最初から爆買いは当てにしていない」 流通大手J.フロントリテイリングの山本良一社長は10月26日、新しい複合商業施設「GINZA SIX」の概要発表会見で冷静に語った。銀座松坂屋の跡地と周辺街区を再開発して来春オープンする同施設の1階には、銀座で初めての観光バス乗降場を設ける。それでも「一過性」の大量購入に期待した店作りは行わないという宣言だ。 では、中国人をはじめとする訪日客のニーズをどうつかむ考えなのか。山本社長は、おもてなしに磨きをかけ、
政府の「ニッポン1億総活躍プラン」に盛り込まれた介護職員の処遇改善策の対象について、厚生労働省は勤続年数や資格などに応じて昇給する仕組みを設けた事業所に限定する方針を固めた。処遇改善に取り組む施設を評価し、介護現場の人材不足解消をめざす。 政府が6月に閣議決定した同プランでは、介護職員の昇進の仕組みを構築して賃金を平均で月1万円程度引き上げるとしている。厚労省は対象の事業所について、例えば「勤続3年未満なら一般職員で月給28万円、3~6年なら班長32万円、6年以上なら主任36万円」など具体的な仕組みを設けることを条件とする方針。勤続年数だけでなく、資格や実技試験の結果などを考慮した場合も認める。 厚労省は事業所に対して具体的な昇進システムの導入を促し、処遇改善を進めやすくする。2017年度から実施する方針で、全国にある事業所のうち7割程度が対象になる見通し。必要な予算は約1千億円と見込んで
と言うわけで、結局アメリカ大統領選はトランプの勝利となったようです。 改めて考えてみると、アメリカ国民の不満はマスコミ報道以上に大きいものがあったということで、それが民主党ではサンダース現象、共和党ではトランプ現象という形を取ったけれども、民主党はなまじヒラリー・クリントンが強すぎてサンダースが負けたけれども、共和党は主流派がばらばらだったおかげでトランプが勝ち、結局そっちに流れた、という理解で良いのでしょうか。 同じ不満派といってもより粗野で野卑で粗暴で排外的な方になってしまった感はありますが、それも運命ということなのでしょう。 ということで、ここで改めて6月にお送りいただいた『バーニー・サンダース自伝』を思い返しておきます。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-bdb8.html (『バーニー・サンダース自伝』)
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