納税や国債購入のためのドル〔貨幣〕が政府からしか得られない貨幣システムでは、政府がドルを使い果たしたり、支払不能に陥ったり、借り手を締め出したり、金利を上昇させたりするという考えは全く当てはまらない。 久しぶりにモズラーが、メディアに寄稿してるので読んでみた(“OPINION MOSLER: The Alarm Surrounding The National Debt Is Misguided”、The Daily Caller、2021年10月22日)。 アメリカでいわゆる「国の借金」に対する懸念が再度強まっている。国の公的債務が30兆ドルにまで近づいているかららしい。今回は、モズラーがその懸念が誤っていることを短い文章で解説している。MMTの議論に触れている人なら馴染みのある説明だが、この基本的な部分についても、「MMT!」と言いたい人たちの中には「あれ?そこはそういう理解なの?」
![モズラー「ドルはどこからも『来ない』し、どこへも『行かない』」|🦉ゲーテちゃん🦉](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d3c25cdaa526b3bd20fa92ca2d4a50c578b94db8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F64133747%2Frectangle_large_type_2_e620f9720ed2e78467da9cfcdae153f1.png%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)