ギャル系とされた女性誌の休刊が相次いでいる。時に奇抜な服装やメークで、同世代から一定の支持を集めてきたギャル。だが街を歩いても、そんなタイプの女性が目立たなくなった。彼女たちは消えたのか? 「egg 19年と9カ月のキセキ」――。ギャル系雑誌「egg」は今月、次号予告で、月末発売の7月号を最後に休刊することを明らかにした。1995年創刊。日焼けサロンで焼いた肌と金髪、露出度の高い服といった、いわゆる「コギャル」と呼ばれた女子高生らにスポットを当て、ギャル文化発信の草分け的存在だった。先月にはやはりギャル系とされた雑誌「小悪魔ageha」が、発行元の事業停止で事実上の休刊になったばかりだ。 「読む雑誌がなくなっちゃう」。学校帰りの東京・渋谷で都内の高校に通う椎名優さん(16)はこぼす。茶髪にカラーコンタクトを入れる自称「ちょっとギャル」。五つ上のお姉さんの影響で中学生のころからギャル系雑誌「