笹田:今日はよろしくお願いします。「Rubyの真実」を久しぶりに読んでいただいたわけですが、一番ささるセンテンスってありました? 「確かに、これはそうだな」、というような。 松本:結局プログラミング言語において、普通の人が注目するのは、客観的な評価ををしやすいところ、といっていること。 笹田:普通の人っていうのは? 松本:プログラミング言語を選ぶ人とか。 笹田:ユーザですか? 開発者? 松本:それは誰でも同じだと思うんだけど、次の仕事にどのプログラミング言語を使おうかとか、あるいは、より良いプログラミング言語の設計について研究しようとしているかもしれないし、自分でデザインして実装しようとしているかもしれないし。で、そういう人たちそれぞれ、言語を評価するわけだよね。使うか使わないかとか、この機能を採用するかしないかとか。そういうときに、最初に評価しがちなのは、機能がどうこうとか、性能がどうこ
![情報処理2015年12月号特集記事「20年目のRubyの真実」インタビュー-情報処理学会](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6a4eb18ea6a19122e632aec5c389a2c1011cfb64/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.ipsj.or.jp%2Fsystem%2Fg5dn8200000000fl-img%2Fca39ob0000000akm.png)