ワールドシリーズでMVPに輝き、名門ヤンキースを9年ぶりの世界一に導いた松井秀喜外野手(35)。今季が4年契約の最終年だけに、注目されるのは、その去就だ。ひざに爆弾をかかえて守備に就けない松井を放出しようという球団の方針は根強い。しかし、これほど大舞台でチャンスに強い選手を見逃す手はない。ヤンキース退団となれば、他のメジャー10球団以上が獲得に名乗りを上げるとみられ、全米でゴジラ大争奪戦が展開される。 【ヤ軍は放出方針】 Wシリーズ第6戦で史上最多タイの6打点をあげてMVPを獲得した松井。試合後のインタビューで、「来年もヤンキースで優勝したい?」との質問に、こう答えた。 「もちろん、そうなればいいと思う。ヤンキースが好きだし、ニューヨークが好きだし、チームメートが好き。ここのファンも好きですから」 ヤンキースに残りたいとの思いを込めたゴジラの叫び。シーズン中には手厳しかった地元ファ