政界引退を表明した鳩山由紀夫元首相の後継候補を検討していた民主党道9区総支部は25日、前職の山岡達丸氏(33)=比例代表道ブロック=を擁立する方針を固めた。鳩山氏の後援会などと協議し、26日にも発表する。 同支部は地元からの選出を模索したが、断念。この日、滝口信喜・総支部代表代行らが札幌市内で山岡氏と会談し、胆振・日高地域の抱える課題について意見交換した。会談後、滝口氏は「(山岡氏は)北海道全体の実情を把握しており、即戦力の候補としてしっかり働けるという確信を得た」と述べた。 山岡氏は「大変重い役割を担っていると思う。死にものぐるいで戦っていく」と語った。山岡氏は東京都出身で元NHK記者。09年の衆院選で初当選。父は「国民の生活が第一」代表代行で前職の賢次氏(栃木4区)。【円谷美晶】 11月26日朝刊