JR京都駅前で街頭演説する、みんなの党の渡辺喜美代表=1日夕、京都市下京区、佐藤剛志撮影立候補予定者とともに会見するみんなの党の浅尾慶一郎政調会長(中央)と石井竜馬氏(左)=2日午後、大阪市中央区、森井英二郎撮影 4日公示の参院選で、日本維新の会との選挙協力を解消したみんなの党が、直前になって関西で次々と候補者を擁立し、「全面対決」の様相となっている。両党は昨年の衆院選でも選挙協力を模索したが、維新が旧太陽の党と合流し、競合選挙区が続出。「第3極」の票が分散した苦い経験を持つ。他の野党も無党派層の行方に気をもむ。 参院選特集ページはこちら 「維新への期待が失望に変わっている。受け皿になれるのはみんなの党だ」 2日、みんなの党から大阪選挙区(改選数4)に立候補を表明したホテル会社員の安座間肇氏(35)は、大阪府庁での記者会見で訴えた。直前まで経営コンサルタントの男性が立候補する予定だっ