神奈川県の箱根山では5日朝、震度1の揺れを伴う地震が2回発生するなど火山活動がやや高まっている状態が続いています。 気象庁は大涌谷付近では規模の小さな噴気などが突発的に噴出する可能性があるとして引き続き、自治体などの指示に従って危険な地域には立ち入らないよう注意を呼びかけています。 5日午前6時台には箱根山付近を震源とする地震が2回あり、いずれも神奈川県箱根町湯本で震度1の揺れを観測しました。一連の地震活動で震度1以上の揺れを観測したのは、今回が初めてです。 また、神奈川県温泉地学研究所の観測では体に揺れを感じない地震を含め、4日は129回、5日は午前11時までに136回と多い状態が続いています。 気象庁などが4日行った現地調査では、温泉施設の1か所で蒸気が勢いよく噴き出している状態が続いていることが確認されたほか、地震の増加に伴って、山の膨張を示すと考えられる、わずかな変化が引き続き観測