為末“引きこもり”Wiiでイメージ作り 陸上男子四百メートル障害代表の為末大(30=APF)が31日、欧州遠征から帰国した。今後は北京入りする11日まで練習以外の外出を控え、集中力を高める方針。「部屋に引きこもります。何もしないのが一番。いろんなものをため込んで爆発させようと思っている」。自室では人気ゲーム機Wiiの「マリオ&ソニック AT 北京オリンピック」をやり込むという。 北京五輪の公式ビデオゲームに認定されている「マリオ―」は、本番会場がリアルに再現されている。国家体育場(愛称・鳥の巣)で開催された4月のテスト大会を視察した為末も「看板の位置とか客席の感じとかが一緒。イメージトレーニングになりますね」と笑った。ゲーム内の四百メートル障害では自身の似顔絵キャラクターで、世界記録46秒78を大幅に更新する46秒30をマーク。出陣の時までバーチャルでイメージをつくり、現実世界で夢を