時間の無駄と考えられていた「落書き」や「いたずら書き」が、人に良い効果をもたらしている事が発表され、科学者等の間で注目を集めている。 「ドゥードゥル(落書き)・レボリューション」という本の著者スニー・ブラウンさんは、落書きやいたずら書きを「思考ツール」だと位置づけた。本に落書きをする人は、集中力・記憶力・想像力の向上が見られ、緊張をほぐされ、感情が豊かになったという結果がまとめられており、その内容は、数多くの科学者の証言や実験により支持されている。 脳内ネットワークが落書きで強化 一部の神経学者はこの説を支持している。彼らは脳の「デフォルト・ネットワーク」という根本的な部分に効果を見せているのではないかと予測している。 デフォルト・ネットワークとは人の前頭葉と外部刺激の間に存在する脳内ネットワークの総称で、考える力を持つ前頭葉と感覚つかさどる部位を繋ぎ止める役割がある。これをサポートする説