ISSの成果の一つが国際的プレゼンスの確立。若田飛行士が日本人初のISS船長に就任。「きぼう」や「こうのとり」の安全で確実な運用で宇宙先進国の地位を獲得した。(提供:NASA) アメリカが国際宇宙ステーション(ISS)を2024年まで使うと表明する一方、ウクライナをめぐって国際情勢は揺れ、ロシアの対応に注目があつまる。中国は有人宇宙ステーションを独自に建設・・。では日本はISS計画にいつまで参加し、ISS後は何を目指すのか。そもそもISSの成果って何? 日本の今後のISS参加や宇宙探査について話し合う会議が、文部科学省の国際宇宙ステーション・国際宇宙探査小委員会で4月から開催されている。委員は向井千秋宇宙飛行士や新聞記者、政治学者、ビジネスマン、科学者など様々な分野の11人の専門家。数回傍聴しているが、「ISSの費用対効果は?」「無人か有人か」「国際探査で日本が主導権をとれるのか」など、活