日本人は月が大好き。この夏、スーパームーンでも盛り上がっていますね。その月に、いよいよ日本は着陸機を降ろそうと動き始めている。狙うのは月の極。100メートル以内の誤差でピンポイント着陸(無人)を目指す。NASAもロシアも中国もまだ成し遂げていない難しい技術だ。2014年7月1日の文部科学省宇宙開発利用部会の小委員会でその詳細が説明された。 現在、国際宇宙ステーション(ISS)後にどこを目指すかについて国際的に議論が進められ、2030年以降に有人火星探査を目指すことが合意されている。ただ、一足飛びに火星に行けるわけではなく、段階的なアプローチで練習して技術を積み上げることになっている。その練習場所候補として小惑星、月、月近くの3パターンが提案されている。 その中でJAXAは「月」をターゲットに定めた。理由は日本が得意とするロボティクス技術等で貢献できること。また国際情勢も背景にある。中国は2
